大きな月夜 秋風のボン子ちゃん
26.9.9 東京都清瀬市
9月8日、仲秋名月の日。東京の夜は雨模様でお月見が出来ませんでした。
その翌日の十六夜月(いざよいのつき)です。
26.9.10 東京都清瀬市
ところで、あのきれいなお月さままではどのくらいの距離があるのでしょう。
調べて見ると、地球から月までの距離というのは、楕円軌道であるために
いつもが同じというわけではありません。
今年の仲秋のお月さまは、地球と月との距離が近い時期なので、見ることが出来た
ならとりわけ大きな明るい満月が見られたはずでした。
お天気のこととて 致し方ありませんが、残念でした。
朝露の 散歩の道の向こうから 駆けてくるのは ボン子ちゃん
“ オハヨー”
今日は 良いお天気になりそうです
“ アサハ サムカッタンダヨ ”
風邪引かないようにしないとね
昼間は半袖で十分ですが、地面の熱はすっかり冷めてまいりました。
“ ハヤク クラクナルシ ネ ”
ボン子ちゃんはあの大きな十六夜のお月さまを見たでしょうか。
ネコはだいたい何でも話は通じるものですが、未来のことと時間が経ちすぎたこと
を話すのは向きません。
知り合いの散歩人のことや、大好きなカモちゃんのこと、雛がすっかり大人の形に
なった不思議などを話しながら、しばらく散歩をして
“ マタ サンポニオイデヨ ” それじゃあ またね
またね ボン子ちゃん
26.9.10 東京都清瀬市
野原にコスモスが咲き始めました。
26.9.11 東京都清瀬市
コスモスを揺らす風は秋
“ 本モヨマナイト オシゴトモ シナイト ”
取り敢えずそこを退きましょうか
長椅子の私の隣で、腰の辺りにくっついて寝ているのが習慣のひたち君。
本を読み、パソコンに向かっている机にグーグー鼾が響きます。
そして、寝ながらもどうしたものかグイグイこちらに圧力を掛けてくるので、
時々手を止めて、押し返して私の居場所を確保しなければなりません。
これを「勉強の友」と言うのは、しかし「個人的な事実」です。
ひとりぼっちの仕事場に、夜の長くなってくる季節、寄り添ってくれる猫家族が
嬉しいのは事実ですが、さしあたり私個人の真実であって普遍性はありません。
朝日新聞ではありませんから、これしかない真理のようには申しませんよ。
みやちゃんも ちょっと退いて それ読みますから
朝日新聞の文章は、力の入った記事はことに、厳然たる事実を伝えるだけなら
必要のない修辞に凝り過ぎていると感じることがよくあります。
もっとわかりやすく創作物の看板を掛けていれば問題はなかったのでしょう。
26.9.10 東京都清瀬市
名誉を回復することは 困難でも必要なことです