立秋残暑の猫
26.8.11 東京都清瀬市
8月7日、二十四節気の「立秋」を迎えました。
目にはさやかに見えねども、秋は訪れているはずの今ですが、夕方のTVは
相変わらず一日の最高気温が話題です。
暑さで知られた熊谷市を凌いで、群馬県館林市という名前を今年はよく聞きます。
我が家では、また今年も 廊下に猫が落ちている季節になりました。
階上にある窓から緩く吹き降りる風が好いらしく、肉厚のひたちは特に
この階段下を好んで居場所にするのです。
ひたちは起きていても縦にならず。みやが今年は少しバテ気味。
みやにしては昼寝多目、運動少な目に暮らしています。
それでも ひたちに比べれば十分トレーニングはしています。
ということは、ふたりはまずまず例年並みに平穏な8月を過ごしている
とも言えます。
26.8.11 東京都清瀬市
散歩の仲間も暑さの中なりに元気に過ごしているようです。
あついわね
“ ダレ? ヒト(ネコ)サライ ジャナイヨネ ”
頭にお花を付けている! N.花ちゃんは人見知りの甘えん坊です。
(実際はもちろん首輪の後ろに付いています)
“ シラナイヒトト チカクデ オハナシシチャ ダメナンダヨ ”
アヤシイ者ではありません お散歩してるの
こちらに興味津々で、お返事もよくしてくれますが、
ちょっと距離を置いています。まだ子どもです。
“ ヨソニイクト ヒト(ネコ)サライモ イルッテ オバニャンガイッテル ”
そうそう 気を付けて遊んでね “ ウン ”
猫は、知る限り、女の子の方が用心深いようです。
羽化する蝉 26.8.11 東京都清瀬市
あたりは蝉時雨
やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声
とは芭蕉の句ですが、あの体でよくあれだけの大きな音が立てられるものです。
26.8.13 東京都清瀬市
蝉の一生は、鳴いている今はもう晩年なのですね。
26.8.13 東京都清瀬市
命の終わりの大合唱は夜も止みません。
“ イヤ アツクナリソウニャー ”
今朝はお散歩に行かないのかな
“ モウ アサノ パトロールカラ カエッテキタンダヨ ”
御町内のYさん宅の食客のひとり、ワガハイ君。
坊(ボー)ちゃんの同輩です。
坊ちゃんは、我が家の庭には久しく姿を見せません。
口内炎が出来やすく、時々ゴハンが食べられなくなる猫でしたが、
あのままYさん宅に居着いたのか。どうしているのか。
ともかく健在であることを祈っていました。
玄関前の お気に入りだった槇の木に、新しい爪研ぎの痕を発見したり、
時たま夜中にそれらしいシルエットを見かけたり、
もしやと思うことはありましたが、確信が持てなかったのでしたが。
今日早朝、御近所の十字路で駐車中の軽自動車のタイヤにスリスリしている
間違いなく坊ちゃんの姿を確認しました。
それで爪研いだらダメだよ!
あれから一年、坊ちゃんはこの地域の元気な街猫に落ち着いたようです。
26.8.13東京都清瀬市
暦の上ではもう秋が来ている、と汗を拭き拭き ふと思う。
いつの間にか 日はずいぶん短くなりましたね。
何となし 暑さに名残惜しさも感じられて来るこの季節です。
秋めく空 26.8.11 東京都清瀬市