猫看病
"熱 下ガッタ?"
"オ医者サン 行ッタカラ ダイジョーブ ッテ 言ッテル"
"犬ガ 来ナイ オ医者サンダネ"
"ヤマカワセンセイ 黒イ 犬サン オ家ニ イルッテ"
自律神経系統があまりよく出来ていないらしく、もともとこれということがなくても発熱しやすい体質です。ひどくビックリしたり怒ったりしても、必ず熱が出ます。
7月初めにごく軽い夏風邪を引いたかなという時期がありました。冷房シーズンに入って、出掛先などで自分の思い通りにならない温度で過ごすことがちょっと辛かった時期です。前回の記事をお届けする頃にはそれも治ったと思った、その翌日あたりから、何に驚いたというわけでもないのですが、いきなり高熱を発しました。猛暑日の後押し!もあってか、39度台の熱が続き、発熱に馴れている私でも、しばらくダウン状態でした。
"黒イ 犬サン ラブラドール オ利口ダッテ"
"シマネコ ハ?"
"......"
"階段ノシタ 好キ"
"風ガ キモチ好イカラ ひたち君ノ ソバデモ イイヤ"
掛かり付けから体質に合うお薬も処方してもらって、そのまま寝込んでしまえれば早く回復できたと思われますが、止むに止まれぬ用もあり、38度ちょっとを押して出かけて行っては、夕方帰るなり床(とこ)に倒れ込み、翌朝あるいは翌々朝までそのまま気絶、のようなことを3回ほど繰り返しました。
自分も暑かろうに、ひたちは同じ床の中にくっついて寝てくれて、みやは気がつくといつも枕元の座布団の上にいて、こちらを見ておりました。
休憩の時は こんなだったようですが
23.7.9 東京都清瀬市
昨日今日、ようやく人心地がついてみると、パソコンのメイルボックスは一杯ですし、モッコウバラが見違えるように枝を広げて繁っています。ここまで10日間ほどの記憶は飛び飛びで、いわゆる斑状ボケのありさま。
"梅雨モ アケタンダヨー"
F家のクロミちゃんです 庭に遊びに来ていました
"梅雨 アケタンダヨー"
私がダウンしても元気に散歩に駆け回っていた我が家のカメラマン
新顔のみけちゃんに出会ってニコニコ帰って来ました
まだ若い猫です 中学生くらいかな
"オサンポ ニ キマシタ"
この顔つき 気配!!
お稲荷様近くのキツネコちゃんの身内では?
カメラマンに尋ねると 場所も近いとのこと
もう少し知り合いになれれば わかるでしょう
"遊ンデクレナイカラ 独リデ アソンデタ"
ひたち君と遊んだら ひたち君はよろこぶのに
"...ヤダ...猫ナンカ..."
台所の棚の上から下りている紐類は、みやのおもちゃを吊しています。
"オ洗濯 干シニ 行キタカッタナー"
また行くから 手伝ってね
ほぼ一週間ぶりにパソコンのメイルボックスを開いて、改めてこんなに長くダウンしていたのかと、我ながら驚きました。
この間いろいろ失敗しているに違いありませんが、ほとんど記憶喪失状態。ヤなことさっさと忘れるタイプですしね。ともかく、危なっかしくも今に辿り着くことが出来て、ほっとしています。
お知らせもなく連載を滞らせてしまって、まことに申し訳ありませんでした。みやとひたちは暑さの中もうまくダラケながら元気でおりますので、また三人でお届けします。今後ともどうぞ宜しく。
炎暑の折柄、皆さまも何卒御自愛下さい。
23.7.17 東京都清瀬市