2012年6月15日

梅雨の晴れ間に


    
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  肌寒かったり蒸し暑かったりは梅雨時の常ですが、それにしても今年は陽気が不順な気がします。風邪引きも多いですね。

  それでも雨の降らない日はそれなりに楽しい気分になる、明るい初夏です。もうまもなくが夏至ですから、一年で一番昼の時間の長い時期にさしかかっています。


     シマオ君は 今日もお気に入りの柵の上で辺りを眺めています。  

    
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         " 今日ハ オサンポノ ヒトガ オオイネ "

               雨の日には 私たちはあまり散歩しないからね

   久しぶりに会って 心なしか嬉しそうに見えます。
   森は散歩の往来がこの日は多く、シマオ君はこうして話しながらも
   物音に敏感に耳を澄ましているようです。


  カルガモの子供たちも育っています。

     
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  大勢で賑やかそうですが、この子供たちは鳴き声を立てません。
  蛇やカラスなどの大きな鳥やら、天敵は多いので、声で知られないように、
  鳴かないのだということです。自然の智慧なのですね。

    
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  時々母鴨の声は聞こえることがあります。
  短くくっきりと鳴いて、子供たちに指図をしているようです。
  子供たちは実によくお母さんの言うことに従うようです。
  これはまさしく命を守る教えですからね。

  聞き分けのない子供は命を落としてしまうのです。
  よく聞き従っていても、時に命を落としてしまうのです。

    
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    お家は陸地です。
    母鴨のあとを、並んで繁みの中に入ってゆきます。
    次に会う時に子供の数が減っていないことを祈りつつお別れするのですが、
    自然はなかなか厳しいもの。


 
    
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    "カモノ子? ナニ? アヒルチャン ナラ ダイスキダヨ "

     あひるちゃんは随分汚れたので、この晴れ間に急いで洗いました。
     日差しが強いので、あっという間に乾きました。
     日なたの匂いがするのか、一層熱心に抱きしめて遊びます。

  
  取り敢えず、自然の厳しさには直面しないものの、
  悩みがないわけではないらしい家猫の暮らし

     
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    "雨フルト オ庭ニ ダレモ コナイ ツマンナイ
     ヤルキ 出ナイ "

    雨が降る間は窓辺にいても張り合いのないみや。
    梅雨が明ければ 今度はみやの苦手な暑い日が続きます。

      そういうものかな。毎日は。

      
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     ひたちはまた 寝てしまいました。


  つれづれが辛いという、いにしえの貴族の苦しみとはこういうものに近いのかも知れないと思います。それも、森猫や鴨の子育てを見れば、もちろん贅沢というほかないのでしょう。しかし苦しみというのはそれぞれに真実で、それぞれに傷ましいものであることもたしかです。

       
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