節分立春猫
翡翠 24.2.4 東京都清瀬市
二月四日は二十四節気の「立春」です。暦の上では春になりました。
二十四節気は、現在私たちが使っているカレンダーと同様、地球の公転周期に基づいた体系なので、一巡に約365日を費やします。ですから、節分や立春は今のカレンダー上でも毎年ほぼ同じ日付でやって来ます。月の運行を基準とする陰暦はこれとは別体系になり、一回りに有する日数は約354日。従って今のカレンダーとはどうしても重なりません。二十四節気とも重なりません。それでも、陰暦を使っていた時代、立春はこの日から春が始まる日ということで、一年の初めの一月一日と原則的には同じ日であるべきだという考えはあり、それにもとづいて陰暦は五年に二回の周期で閏月を設けて、二十四節気の周期に足らない日数を補って、調整を図っていました。
24.2.4 東京都清瀬市
そういうわけで、暦が現行の新暦に切り替わる明治五年(1872)までの文献にある新年・お正月というのは、だいたい今(現二月上旬)くらいの気候と想像するのが適当です。
24.2.4 東京都清瀬市
週末には少し寒さが緩み、それでも例年よりは低温だそうですが、寒(かん)が厳しすぎたので、暦の春も心なし実が感じられました。
" ネエ ネエ チョット "
散歩中を呼び止められました 獅子丸君です
強面(コワモテ)の獅子丸君も話好きで、こちらが気付かないで通り過ぎそうに
なったりすると、声を掛けて呼び止めます。
" キノウヨリ アッタカイネ "
風がやわらかいね
"ナントナク キモチガ イインダヨ "
日なたでしばらく 何ということもない話をして別れました。
昼が最も短かった冬至から六週間あまり。たしかに朝は早くなり、日も延びて、一日の印象が明るくなってきたと感じられるこの頃です。武蔵野の森はまだいったいに冬枯れたまま。早い梅のほかにはわずかに水仙や寒椿の類が咲いているばかりですが、光の量が心も明るくするのでしょうか。獅子丸君だけでなく、私たち生き物は厳しい寒さがやや後退し、活動的な季節が兆してくるのを感じています。
"古典デ 読ンデル オショウガツ ッテ コンナ時期ナンダネ "
24.2.4 東京都清瀬市
24.1.22 東京都清瀬市
あいかわらず 天気予報に跳んで来るひたち君
今日は そのあと 引き続き ブータンの動物に興味津々です
" ニイガタ 大雪ダッテ イッテタ "
ひたちゃん アタマ邪魔 離れて見てよ 私もブータン見たい
" 雪 アンナニ イッパイ降ルト コワイ "
全国的に記録的な大雪になり、ことに北国からは深刻な被害が毎日のように報道されています。
立春を過ぎたといっても、雪の本番はこれからです。関東にもまだこれから雪は降るでしょう。雪国に較べればお話にもならない量で、雪慣れしていない東京などは大騒ぎになり、交通や流通網がすっかり働かなくなります。
自然の力の方が人為より上であるという結論は、我が国においては太古からの常識でした。西洋の文明は自然を支配する方向を目指して進歩してきましたが、 私たちは絶対的な自然の優位を疑うことなく、その自然の中の一部として幸いでありたいと、そう願ってきた民族なのでした。
この雪の冬が、なんとか穏やかに終息しますように。北国によい春がやって来ますように。
"...ヨイ春ガ キマスヨウニ..."
今夜も勉強の友を ありがとう
北国の助けにはならないかも知れないけれど 自分のできる務めに励むのが最善