雨より早く 入梅猫
25.6.3 東京都清瀬市
暦の「入梅」は陰暦の頃から用いられてきたいわゆる「雑節(ざっせつ)」ですが、太陽の黄経角度によってその日を決めるので、地球の公転周期に基づく現代のカレンダーと同じ体系に乗ります。従って、毎年大体同じ日付、6月11日頃にやって来ます。
この入梅は関東の現実の梅雨入りと例年割合よく合うのですが、今年は5月にはもう梅雨入りが告げられ、異例の早さで梅雨に入ったのでしたが。
“ アメ フラナイネ ”
気象予報で梅雨入りが報じられて以来、ほとんど雨が降りません。
そろそろ空(カラ)梅雨を心配する声が上がり始めて来ましたが、もとより梅雨の時期とはこれからあとのことをいう年が普通なのですから、もっと一般的な意味で、今年が雨の少ない年になっているということでしょうか。
作物の育ちは気になりますが、森はこの初夏も子育ての時期がはじまっています。
25.6.3 東京都清瀬市
これはコチドリの雛です。
成鳥と同じく足長のプロポーション。
25.6.3 東京都清瀬市
この鳥は空を飛ぶこともできますが、まず地面をすばやく走ることができる
珍しい小鳥です。
生まれるとまもなく、こんな幼い雛も達者に駆け回って自分で餌を探します。
25.6.3 東京都清瀬市
おかあさんと一緒
25.6.3 東京都清瀬市
母鳥は大切な雛を守るためにお腹の下にすっぽり入れて隠したりしますが、
どうも人間は大した敵ではないと思っているようです。
人がいるのがわかっても、近づきすぎなければ警戒しません。
薄日の射す森の中、野鳥の子育てを見守るのは散歩人ばかりではなく
“ オサンポノヒト トビカカラナインダヨネー ”
久しぶり! 長耳キョトンの一族のシロニャ君
“ オシエテ アゲル コウヤッテ カクレテテ ”
ネコも飛びかかっちゃダメですよ
やがて本格的な雨期が来ると 外遊びもし辛くなるでしょう。
野原で遊んでおこうね
25.6.2 東京都清瀬市
この頃は 我が家の庭と駐車場とを行ったり来たりするくらいで
遠出をしないグレコちゃん
“アンマリ トオクニ イキタクナイ ノ ”
そう言えば 梅雨時は毎年そんな暮らし方のような気がします
雨はまだですが 案外カレンダーがわかっているのか
中二階の住人ウズちゃんやチョロンのほか、最近はサビ猫のサビーちゃんが
濡れ縁でゴハンを食べています。
“ マタ キタノッテ イワレルケド ”
庭の猫密度がやや高いこのごろ、
“ ドウデモ イイヤ ネムイカラ アトデネ ”
ガラス戸越しの外に大勢がいても いつものメンバーとわかると
今日は眠さの方に負けているようです
25.6.3 東京都清瀬市
季節も何も 急がない方が良いから、雨はこれからで結構です。