春の(大)雪猫
26.2.10東京都清瀬市
立春を過ぎてから降る雪を、ことに春の雪と言います。
梅は盛りになり、光暖かな春を待つこの時期に降る雪は、情感のある
優美な題材として、古来詩歌に取り上げられてまいりました。
この雪がともかく柔らかく消えやすい雪で、
淡く儚(はかな)いものだからに違いありません。
先週末、そんな詩歌の伝統に降る雪とはかけ離れた大雪が降りました。
全然はかなくない、荒々しい雪です。
ハクセキレイ 26.2.9東京都清瀬市
2月8日未明から降り出した雪は一日吹雪(ふぶ)いて降り続け、首都圏は
すっかり雪に埋もれました。
土曜日の学校は休校にするところが多かったようでしたが、
休めないお仕事や用事で外出する人には大変厳しい週末でした。
26.2.9東京都清瀬市
そして、大学・高校の入学試験がひとつのピークにさしかかる頃です。
交通機関はのきなみ運休。車はもちろん走れません。
これで運命が変わったと思う受験生も少なくなかったことでしょう。
26.2.9東京都清瀬市
ひどい吹雪(ふぶき)で我が家の仙人も8日は散歩も出来ず、
雪景色を眺めに出かけられたのは翌日、9日になってからです。
26.2.9東京都清瀬市
この日は東京都知事選挙でした。
半日雪かきに追われて、夕方近くなってから、雪道を歩いて投票会場まで。
その途中の空き地に
26.2.9東京都清瀬市
元気な雪だるま
目と口と服のボタンの飾りはペットボトルの蓋です。鼻はニンジン。
毛糸のマフラーをしています。
東京に この大きさの雪だるまはそうそう登場できるものではありません
十六年ぶりとかの大雪。都市には紛れもない災害でしたが、
子供たちは楽しく遊んだようです。
26.2.9東京都清瀬市
26.2.9東京都清瀬市
吹雪の土曜日から三日経って
雪は降らないものの、地上に残った雪のためにあたりはひんやりしています。
26.2.11東京都清瀬市
“ サムカッタネ ”
ボン子ちゃん 今日はこんなところでお散歩してるの
大きな道路はもう普通に通行できますが、ボン子ちゃんの好きな遊び場の
調水池の周辺は まだすっかり雪に覆われています。
カモちゃんも 雪の中にいたわね
“ キョウハ カモチャン ジャナクテ ネ ”
なになに
26.2.11東京都清瀬市
これは
26.2.11東京都清瀬市
どうしたのでしょう 勢揃い
26.2.9東京都清瀬市
そんな 雪の週末に
ひたち君は なんと自分の撮影に成功
息子のスマートフォン ちょっと舐めたり 触って見たりするうちに
しかるべきスイッチを操作してしまった模様
そのころ みやは
“ コレハ ”
“ タイヘン ”
“ カケテ オイテ アゲル! ”
相変わらず コーヒーに反応してガンバッテおりました。
雪は この週末にもまた降るかも知れないと心配されています。
“ ユキ ジャナクテ 春ヨ コイ ”
26.2.11東京都清瀬市
北国では日常のことが、関東で起きると大騒ぎ。
たまに雪国の苦労を思い知るのは良いことかもしれませんが、
もちろん災害を待ち望むわけではありません。
26.2.11東京都清瀬市