そこにいた グレコちゃん
26.2.16 東京都清瀬市
雪のあと 大気の汚れが洗われたようにあたりがきれいです。
26.2.16 東京都清瀬市
26.2.16 東京都清瀬市
春の雪とは本来すぐに消えるもの。仮に積もっても、翌日には日に解けて、
大雨のようにザブザブ流れて消えるものと決まっていましたが、
このたびの雪はそんなやさしいものではありませんでした。
大通りも路肩に寄せられた雪が、氷になってあたりを冷やしながら週を跨いで
留まっています。
小さな道はまだ路面が出ていない場所もあります。
カワラヒワ 26.2.16 東京都清瀬市
“ マッシロダネ ”
脚 つめたくないかな
26.2.16 東京都清瀬市
ザラメ氷のようになった雪に残っているのは、雪の翌日のお散歩の足跡です。
この雪道の散歩の途中、仙人が御町内のT.クロちゃんのご家族にお会いして、
あのグレコちゃんの消息がわかりました。
実は去年の7月初旬を最後に姿が見えず、気になっていたのです。
(「梅雨明け猫日乗」)
なんといっても利口な猫で、何事にも危なげのないグレコちゃんのこと
ですから、どこかで元気にしているのだろうと、根拠もなく想像しながら、
それでも姿が見えないのが寂しく、気になっていました。
“ ヤット ミチガ アイタネ ”
どこにいたの!
“ フフ ”
クロちゃんのご家族Tさんによると、グレコちゃんは以前からずっとTさんの
お家のそばにいたということ。
今はあのボーちゃんが入り込んだYさん宅の食客になっているというのです。
Tさんのお宅は同じ住宅地で、我が家から二ブロックほどしか離れていません。
Yさん宅はもっと近くです。お玄関を訪ねるのに2分。道を通らずに、隣り合う
お庭伝いに行けば、猫なら30秒で向こうのお庭に行き着くことが出来るでしょう。
どこかに別にあると感じていたグレコちゃんの居場所のひとつは、こんなに近くに
あったのに、まったく気がつきませんでした。
でも元気でよかった。
26.2.16 東京都清瀬市
もともと毛づくろいには無頓着な方で、コートのお手入れはよくありませんが
モコモコとして、ゴハンに不自由はしていないことがわかります。
お昼過ぎに現れ、夕方までいていなくなりました。
Yさんのお宅に帰ったのかなと思っていたら、暗くなってからまた現れて、
濡れ縁の箱ハウスに寝転びます。
いつものお家に帰らなくて良いのかな
敷物のフリースを新しくし、湯たんぽを追加しましたが、外は氷の風が
吹いています。
夜中の3時まではそこに寝ていましたが、翌朝、姿は消えていました。
夢のような出来事でしたが、たしかにグレコちゃんはこのすぐそばに
元気に暮らしていることを実感しました。
26.2.17 東京都清瀬市