残暑猫
なかなか涼しくなりません。廊下に出ると階段下にひたちがドーン。もう仰向け以外の姿勢を忘れて久しくなりました。
普段も好んで仏間にいるみやを、仏様のお守りでエライエライと褒めていますが、昼寝姿はこんなです。経机の前でこの姿勢は如何なものか。
ひたちが来る前の一年間、真夏もみやがこんなにして寝ていたことはありませんでした。猫も学習するのでしょうか。仰向け寝は覚えるとこの方が楽なのか、以来もっぱらこれになってしまいました。
残暑の頃は外猫の方がまだしのぎやすそうです。暑くても外には秋の気配がありますから。
23.9.9 東京都清瀬市
猫の森の近くのコスモス畑には秋の風が通り始めています。早い花がちらほら、翠の海に浮かぶように揺れています。
23.9.11 東京都清瀬市
23.9.11 東京都清瀬市
見えない風の姿を花が教えてくれます。
猫の森には、今まで会ったことのない子ども猫の姿が増えました。
こんにちは
"ダレ?"
多分 君のパパの知り合い
この若い猫は、このあたりでよく会う、ひたちに似た感じの剽軽なシマネコ君の身内だと思われます。彼よりはかなりきりっとしていますが、顔立ちや柄がそっくりです。きりっとしていますが、やはり愛嬌があり、人をこわがらずにやってきます。
こんにちは
"コンニチハ"
この若い猫は多分、鴨や水辺の鳥を狙っていつも頑張っている感じのグレー猫の息子です。あの頑張り屋は自由に遊び回っていますがノラではなくて、この柳瀬川の川筋の釣り堀の坊ちゃん猫です。明るい灰色のきれいな毛並みの一族がいます。そっくりなこの子は夏に生まれたその身内でしょう。一人歩きが始まったばかりのようです。
呼ぶとしばらく考えていて、待っていると5分くらいしてこちらにやってきました。おっとりした性格のようです。これからもまた散歩で会えるでしょう。
白露が過ぎるといよいよ仲秋の、月のきれいな時期を迎えます。陰暦の日付は太陽の公転周期をもととする現在のカレンダーに重ねることが難しく、毎年少しずつずれて、それを調整しながら対応を見ます。従って、仲秋名月の陰暦8月15日も現在は年によって違う日付が対応しますが、今年はそれが実に早く訪れて、9月12日がその日になります。晴れた夜空で見たいものですが、いかに。
23.9.9 東京都清瀬市