猫冬支度
24.11.25 東京都清瀬市
11月も末、すっかり寒くなりましたね。
早朝の水辺では、こんな現象も。
24.11.25 東京都清瀬市
水温より気温の方が低くなると、水面から水蒸気が立ちます。このことは『徒然草』にも印象的な記述があります。
さて冬枯の景色こそ、秋にはをさをさ劣るまじけれ。汀の草に紅葉のちり
とゞまりて、霜いと白う置ける朝、遣水より煙のたつこそをかしけれ。
(『徒然草』第十九段)
24.11.25 東京都清瀬市
「煙」というと、燃焼に伴うものという印象をまず受けますが、「煙」は昔から視覚にけむって見える様子には広く使われた表現です。ですから、春の霞や秋冬の霧の景色も「煙」と表現されました。『徒然草』では水面に立つ靄(もや)のことを述べているのですね。
寒くなってきたなと思う頃、湯気のように立ちこめるのが何とも言えない初冬の趣です。さらに季節が進んで、池や湖の水温がすっかり低く保たれるようになると、こうしたことはもう起きません。
めっきり冬めいた猫の森でシマオ君に会いました。
ちょっと見ないうちに 丸くふくよかになっています。
" イマ デカケル トコロナンダヨ マタネ "
行ってらっしゃい
今日はお話もそこそこ、いそいそとどこかへ行ってしまいました。
散歩の道筋には久しぶりに梅ちゃんが
" 陽ガ アタッテ コナイト サムイネ "
もっと寒くなるけど 元気でいようね
梅ちゃん 暑い時期に会ってもやや毛足の長い、みっしりと毛の混んだ豪華な
毛並みですが、このたびはいっそうたっぷりとして見えます。
" 冬ノ コートニ シタノ "
梅ちゃんの行く先には なんとまた久しぶりのグレオ君が見えます。
何か 力が入ってるね
" ベツニ イツモト イッショダヨ "
そういえば そうかな
24.11.25 東京都清瀬市
街の中を行く人の姿がすっかり冬の服装になりました。冬は身に付ける物が多いので、若い人の流行やお洒落がいろいろな所に見えて面白く、電車の中なども退屈しません。このあたりでは、今年はスウェードのブーツが流行っているようです。
一方、着の身着のままの散歩猫ですが、種類によっては梅ちゃんのようにゴージャスなふかふかコート姿になっています。
寒さに向けて皮下脂肪を蓄えている頃なのでしょうが、被毛もいわゆる冬毛に生え替わっているのか、あるいは野鳥と同じく、毛を立て体をふくらませて、体温を含みやすいように操作しているのか、調べてみないとわかりませんが、見た目はふっくらとしています。
外歩きはしない我が家の猫家族も、こころもちふくらんだ丸い体になっているように見えます。
" チャント ベンキョウ ノ トモ シテル "
大学生のノートパソコンの後ろが大好きな みや
" ガクセイハ ベンキョウ ハゲム ベシ "
と言って自分は寝るみやちゃん。眠気を送らないでね。
" チョット オナカガ マルクナッタ トモ イワレテルケドネ "
こちらはただ太っただけかも
ちゃっかり食卓に着いたり していますから
あげちゃダメでしょ
だって いつの間にか参加してるから...
" シイタケ クライ イイデショー"
シイタケでもいいの?!
何でも食べるひたち君。先日は頂き物のみずみずしいダイコンの葉っぱの所を、ちょっと目を離している隙にモリモリ食べていて驚きました。
獣医さんには、キャットフードだけの食事が一番無難と薦められていますが、お野菜ならば差し支えないのでは。むしろ、カラダに良さそうな気がします。
とは言え、我が家にとっても大事なダイコンでしたので、急いで止めましたけどね。
巷では早くも風邪引き流行。町のお医者さんは予防接種もありで、混んでいます。
寒さの初め、皆さまも何卒お大切に。
24.11.25 東京都清瀬市