墨場必携:和歌 早苗取る
このたびは早苗と田植え(早苗取る)の特集です。
22.6.5 埼玉県志木市
「宝治百首」(1200年代)
足曳の山田のさなへとりとりに
民のしわざはにぎはひにけり
「宝治百首」921
雨過ぐる真菅[ますげ]の小笠[をがさ]かたよりに
を田のさをとめ早苗とるなり
「宝治百首」923
山かげのを田のしめ縄長き日の
くれかかるまてとる早苗かな
「宝治百首」924
今よりは五月なりとやいそぐらん
山田の早苗とらぬ日ぞなき
「宝治百首」 929
22.6.5 埼玉県志木市
早苗とる田の面の水のあさ緑
すずしき色に山風ぞ吹く
「宝治百首」933
22.6.5 埼玉県志木市
今はとて早苗とるらし
み山田にせきいるる水の末ぞにごれる
「宝治百首」935
小山田にまかする水のあさみこそ
袖はひつらめ早苗とるまで
「宝治百首」958
22.6.5 埼玉県志木市
いつのまに千町[ちまち]の水をわたるらん
植ゑし早苗の短夜の月
正徹「草根集」2252
小山田におり立つ比も時過きて
さなへも水もみどりにぞすむ
正徹「草根集」2321
うつり行く水も緑の杜[もり]の陰
うき田のさなへとりはつくさじ
正徹「草根集」2322
ぬれてほす露のあさての玉たすき
夕日をかけて早苗取るなり
正徹「草根集」2355
22.6.5 埼玉県志木市
たに河の水せきいるる麓田は
雨も待ちあへず早苗取りけり
村田春海「琴後集」
早苗取るつるの郡の里人は
千世のはつ穂の秋や待つらむ
村田春海「琴後集」
22.6.5 埼玉県志木市
22.6.5 東京都清瀬市
22.6.5 埼玉県志木市
「宝治百首」(1200年代)
足曳の山田のさなへとりとりに
民のしわざはにぎはひにけり
「宝治百首」921
雨過ぐる真菅[ますげ]の小笠[をがさ]かたよりに
を田のさをとめ早苗とるなり
「宝治百首」923
山かげのを田のしめ縄長き日の
くれかかるまてとる早苗かな
「宝治百首」924
今よりは五月なりとやいそぐらん
山田の早苗とらぬ日ぞなき
「宝治百首」 929
22.6.5 埼玉県志木市
早苗とる田の面の水のあさ緑
すずしき色に山風ぞ吹く
「宝治百首」933
22.6.5 埼玉県志木市
今はとて早苗とるらし
み山田にせきいるる水の末ぞにごれる
「宝治百首」935
小山田にまかする水のあさみこそ
袖はひつらめ早苗とるまで
「宝治百首」958
22.6.5 埼玉県志木市
いつのまに千町[ちまち]の水をわたるらん
植ゑし早苗の短夜の月
正徹「草根集」2252
小山田におり立つ比も時過きて
さなへも水もみどりにぞすむ
正徹「草根集」2321
うつり行く水も緑の杜[もり]の陰
うき田のさなへとりはつくさじ
正徹「草根集」2322
ぬれてほす露のあさての玉たすき
夕日をかけて早苗取るなり
正徹「草根集」2355
22.6.5 埼玉県志木市
たに河の水せきいるる麓田は
雨も待ちあへず早苗取りけり
村田春海「琴後集」
早苗取るつるの郡の里人は
千世のはつ穂の秋や待つらむ
村田春海「琴後集」
22.6.5 埼玉県志木市
22.6.5 東京都清瀬市
【文例】 散文