墨場必携:唱歌 童謡
19.10.17 東京都清瀬市
夕焼け小焼け 中村雨紅
夕焼け 小焼けで 日が暮れて
山のお寺の 鐘がなる
おててつないで みなかえろう
からすと いっしょに かえりましょ
子供が かえった あとからは
まるい大きな お月さま
小鳥が夢を 見るころは
空には きらきら 金の星
20.10.13 東京都清瀬市
朝焼け夕焼け 北原白秋訳『まざあ・ぐうす』
朝焼け小焼け、
ひつじかいの気がかり。
夕焼け小焼け、
ひつじかいの後生楽[ごしょうらく]。
朝のかすみ 北原白秋訳『まざあ・ぐうす』
朝のかすみと夕焼け空は、
日和[ひより]よいとの前しらせ。
くもる日ぐれと朝焼け空は、
お寝[よ]るひつじをみなぬらす。
森に住む親子猫 20.10.17 東京都清瀬市
波浮の港 野口雨情
磯の鵜の鳥ヤ
日暮れに帰る
波浮[はぶ]の港にや
夕焼け小焼け
明日の日和[ひより]は
ヤレ ホンニサ 凪[なぎ]るやら
船もせかれりや
出船の仕度
島の娘達ヤ
御陣家[ごぢんか]暮し
なじよな心で
ヤレ ホンニサ ゐるのやら
20.9.20 東京都清瀬市
赤とんぼ 三木露風
夕焼小焼の、赤とんぼ
負われて見たのは、いつの日か
山の畑の、桑の実を
小籠に摘んだは、まぼろしか
十五で姐[ねえ]やは、嫁に行き
お里のたよりも、絶えはてた
夕焼小焼の、赤とんぼ
とまっているよ、竿[さを]の先
19.10.17 東京都清瀬市