墨場必携:訳詩 近現代詩
相聞[そうもん] 芥川龍之介
また立ちかへる水無月[みなづき]の
歎きを誰[たれ]に語るべき
沙羅[さら]のみづ枝に花咲けば
かなしき人の目ぞ見ゆる
遺稿にあった一節より
※相聞:『万葉集』の部立名で知られる。恋の歌を意味する。
※沙羅:夏つばきのこと
21.6.3 東京都清瀬市
山烏 野口雨情
烏なぜ啼[な]く
烏は山に
可愛[かは]いい七つの
子があれば
『朝歌夜歌』明治40年
童謡「七つの子」のもとの形と思われる、二十六字詩(7・7・7・5字(音)
構成)。
明治30年代に雨情がこの形式を好んで意欲的に創作していたことが知られている。
雨の晴れ間ムクドリの集会 21.6.7 東京都清瀬市
また立ちかへる水無月[みなづき]の
歎きを誰[たれ]に語るべき
沙羅[さら]のみづ枝に花咲けば
かなしき人の目ぞ見ゆる
遺稿にあった一節より
※相聞:『万葉集』の部立名で知られる。恋の歌を意味する。
※沙羅:夏つばきのこと
21.6.3 東京都清瀬市
山烏 野口雨情
烏なぜ啼[な]く
烏は山に
可愛[かは]いい七つの
子があれば
『朝歌夜歌』明治40年
童謡「七つの子」のもとの形と思われる、二十六字詩(7・7・7・5字(音)
構成)。
明治30年代に雨情がこの形式を好んで意欲的に創作していたことが知られている。
雨の晴れ間ムクドリの集会 21.6.7 東京都清瀬市
【文例】 唱歌・童謡へ