墨場必携:唱歌 童謡
[唱歌・童謡]
21.9.21 東京都清瀬市
故郷の空 大和田建樹
『明治唱歌(一)』明治21・5
1 夕空はれて あきかぜふき
つきかげ落ちて 鈴虫なく
思へば遠し 故郷のそら
ああ わが父母 いかにおはす
2 すみゆく水に 秋萩たれ
玉なす露は すすきにみつ
おもへば似たり 故郷の野辺
ああ わが兄弟(はらから) たれと遊ぶ
21.10.12 東京都清瀬市
四季の月
1 咲きにほふ 山のさくらの
花のうへに 霞みて出でし
春の夜の月
2 雨すぎし 庭[には]の草場の
露のうへに しばしは宿る
夏の夜の月
3 見る人の 心ごころに
まかせおきて 高値に澄める
秋の夜の月
4 水鳥[みづどり]の 声[こゑ]も身にしむ
池の面[おも]に さながら凍[こほ]る
冬の夜の月
21.9.24 東京都清瀬市
おつきさま 石原和三郎
1 おつきさま えらいな
おひさまの きょうだいで
みかづきに なったり
まんまるに なったり
はる なつ あき ふゆ
にっぽんじゅうを てらす
2 おつきさま わかいな
いつもとしを とらないで
くしのように なったり
かがみのように なったり
はる なつ あき ふゆ
にっぽんじゅうを てらす
大きなお風呂 有賀連
誰も知らない
ところです。
とても大きな
お風呂です。
月はひとりで
はいります。
月があがった
そのあとは、
星はみんなで
はいります。
[赤い鳥]大正14年
21.9.20 東京都清瀬市
21.9.21 東京都清瀬市
荒城の月 土井晩翠
1 春高楼の花の宴
巡る盃かげさして
千代の松が枝わけ出でし
昔の光今いづこ
2 秋陣営の霜の色
鳴きゆく雁の数見せて
植うる剣に照り添ひし
昔の光今いづこ
3 いま荒城の夜半[よは]の月
替はらぬ光たがためぞ
垣に残るはただ葛[かづら]
松に歌ふはただ嵐
4 天上影は替はらねど
栄枯は移る世の姿
写さんとてか今もなほ
嗚呼荒城の夜半の月
オ散歩ニ 来マシタ
白いソックスのキリッとしたアカトラ君。
御近所のY.みみちゃんの友だちです。
自由猫でも飼い猫と仲良く付き合う猫もいます。