墨場必携:唱歌・童謡
21.6.2 東京都清瀬市
久しき昔(Long long ago) 訳詩 近藤朔風
1 語れめでし真心 久しき昔の
歌へゆかし調べを 過ぎし昔の
なれ帰りぬ ああ嬉し
永き別れ ああ夢か
めづる思ひ変はらず 久しき今も
2 逢ひし小道忘れじ 久しき昔の
げにもかたき誓ひよ 過ぎし昔の
汝[な]が笑[ゑま]ひ 人にほめ
汝が語る 愛に酔ふ
やさし言葉のこれり 久しき今も
3 いよよ燃ゆる情[こころ]や 久しき昔の
語る面はゆかしや すぎし昔の
ながく汝[なれ]と 別れて
いよよ知りぬ 真心
ともにあらば楽しや 久しき今も
久しき昔(Long long ago) 訳詩 古関吉雄
1 垣[かき]に赤い花さく いつかのあの家
夢に帰るその庭 はるかなむかし
鳥のうた木々めぐり そよかぜに花ゆらぐ
なつかしい思い出よ はるかなむかし
2 白い雲うかんでた いつかのあの丘
かけおりた草のみち はるかなむかし
あの日の歌うたえば 思い出す青い空
なつかしいあの丘よ はるかなむかし