2010年12月30日

墨場必携:漢詩歳末


   
4尾長.jpg                                         22.12.4 東京都清瀬市

  嶺外守歳(れいぐわいしゆさい)  唐 李徳裕

   冬逐更籌尽
   春随斗柄回
   寒喧一夜隔
   客鬢両年摧

    冬は更籌(かうちう)を逐(お)ひて尽き、
    春は斗柄(とへい)に随ひて回(めぐ)る。
    寒喧(かんけん)一夜隔(へだ)て
    客鬢(かくびん)両年(りやうねん)摧(くだ)かる

    冬は水時計の目盛りが尽きるのを追って季節を終え、
    北斗七星の柄が回転するのにつれて新しい春がめぐって来る。
    時候の挨拶も一夜隔てれば明けて新年となり、
    故郷を離れ、山を越えた辺地で年を越す今、
       私の鬢は二年の年に白さを増し、心くじけることばかりだ。

   
18水辺.jpg                                         22.12.18 東京都清瀬市

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