2009年8月 3日

墨場必携:散文 夏は夜

  
yo月.jpg                                         20.9.25 東京都清瀬市

  夏はよる(夜)。月の頃はさらなり、やみもなほ、ほたるの多くとびちがひたる。
  また、ただひとつふたつなど、ほのかにうちひかりて行くもをかし。雨など降るも
  をかし。
                            『枕草子』1段


  六月十よ日にて、あつきこと世にしらぬほどなり。池のはちすを見やるのみぞ
  いと涼しき心地する。
                            『枕草子』35段

庭赤Miy.jpg
                                  
  草は、山吹 藤 杜若[かきつばた] 撫子。池には蓮[はちす]。
                        『徒然草』第139段より抜粋
  ※『枕草子』を思わせる類聚。「草は」と挙げているものは夏の植物に
   限られている。「草」はまず夏のものとされ、この続きに「秋の草は」と続く。

【文例】 訳詩・近現代詩

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