弘前北門書道会
19日、私を顧問にしてくださっている北門書道会の新年会に行ってきました。
左は大正8年、弘前の名刹、報恩寺の前です。前列中央が比田井天来で、右上は今泉虚洞氏、現在の主幹、今泉良郎さんのおじいさまです。天来は北門書道会の最初の顧問でした。
そして右は、DVD「比田井天来の生涯」に出演してくださった主幹、今泉良郎さんです。若いですね―。
北門書道会は、古典に立脚し、伝統にのっとって活動をしています。かつて金子鴎亭先生が「北門書道は思想的には、比田井天来の直系であり、東北地区唯一の純血種である」と書かれたそうですが、中央の公募展のみに偏らず、地域文化としての役割を担っています。こういう団体が日本の書を守っているのだと思います。
さて、いよいよ弘前へ向かいます。去年の12月は雪のため、飛行機が青森空港で引き返したので、今回は新幹線。八戸で特急「つがる」に乗り換えて弘前に向かいます。
と、ところが恐ろしいことが・・・。私の座席は1号車17番A、なのにこの車両、16番までしかないぞー。どうやら前の列車が運休したので、いろんなことがめちゃくちゃになったらしい。忙しそうな車掌さんをつかまえたら、「16番Aに座ってください」。でも、指定席の車両は混んでいるな―。自由席はがらがらだから、こっちに座ろっと。
すると社内アナウンスが聞こえてきました。「これからみなさまのお席まで沿線の特産品をお持ちします。横浜のしゅうまい・・・」 ええっ? どうなっているんだ? ここのほたてを使っているのかな。
最初は晴れていたのに、だんだん雪が深くなっていく。夢中で撮影しているうちに、ついにふぶきで撮影不可能。
弘前に着きました。さあ、雪の中を歩くことはなかなかないから、歩いてホテルへ行こう。あれっ、今泉さんが送ってくれた紙がないっ。ホテルがわからないぞー。観光協会があるから聞いてみよ。でも、なんて聞くんだ?
すみません、駅の近くのホテルの名前を順に言ってみてください。うーん、みんな違うような気がする。とにかくプリンスホテルへ行ってみよう。
このホテルで今日、北門書道会の新年会を予定していますか? していない。どこだろー。どっか心当たりありませんか?
百名以上のパーティーだったら、パークホテルかもしれません。それだっ。電話したら、確かにそうだった。
そして、いろんな人に道を聞き聞き、40分もかかって歩きました。親切に教えてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
熱気にあふれた、すばらしく楽しい新年会でした。ひっきりなしにお酒をつぎにきてくださったみなさま、どうもありがとうございました。(来年は飲み方を考えよう。最初にいっぱい食べちゃうしかないぞ。)
DVD比田井天来の生涯 https://www.shodo.co.jp/blog/hidai/2008/01/post-16.html
天来書院トップへ https://www.shodo.co.jp/tenrai/