新潟の梧竹展 イントロ2
イントロ続きでなかなか本題に入りませんが、日野先生とお話しながら、私の梧竹論ができつつあるので、しばしお待ちを。
今日は、二日目のオプション、見学会のご報告です。
二日目は、ギャラリートークから始まりました。今朝からは大津童州、梶田越舟先生も加わり、さらに充実。
どうして大津先生だけ横を向いているんだろー。
この後、お昼ご飯でビールをしこたま飲んで、その後向かったのは五合庵。良寛さまの住んだ庵です。
しかし、豪雪の中、ここに住むのはいくらなんでも無理ですよね。このそばのお寺だという説もあるそうです。
霧が出ています。
なんだか神秘的ですね。休憩中はおでんとビール!
ここから分水町に向かいます。比田井天来が書いた「信濃川治水紀功碑」を見学します。7メートルの巨碑ですよ。
今、分水の川幅は信濃川の5倍もあるんですって。碑は、雄大な分水を見守るように建っています。この治水工事は本当に困難を極めたそうです。新しい資料館ができていて、洪水の恐ろしさや工事の規模の大きさなどを見ることができます。とても感動的でした。
それにしても石の高さ7メートル、文字の部分は4メートルという石碑は、そうはありません。大工事にかけた人々の情熱の現れですね。
建碑は大正13年。天来一家は関東大震災で家が倒壊し、上田に疎開中でした。不自由な中で、これだけの文字を書き上げるってすごいことだと思います。
その後は、梨本尚山先生のお宅におじゃまして、ここでも梧竹作品をたくさん拝見しました。
帰りの新幹線は、みんな席がばらばらだったのですが、榎本先生ががんばって一号車の二階に6人の席を確保。溝川先生ががんばって駅弁をゲット(燕三条駅のはすべて売り切れでした)。ビールをいっぱい飲んで、楽しいひと時を過ごしたのでした。