滋賀の旅3 最後はハッピーアワー
今日は雨の予報です。だから島へ行ってもおもしろくないかも。
というわけで、突如、湖北の観音さまに会いに行くことになりました。20年前に一度きたことがあり、感動しました。今日はそのときに行けなかったお寺に行こうと思います。
最初は渡月寺。渡月寺というのは地名で、もともと向源寺にあったそうです。
井上靖が絶賛した十一面観音像があります。撮影禁止なので、ホームページを見てください。
平安時代の仏像なのに、これほど完全な姿で残っているのは奇跡的。その美しさは、そばで見なければわかりません。みなさんもぜひぜひいらしてください。JR高月駅から歩いてすぐです。
問題がひとつ。係りの人が説明してくれるのはいいんですが、その後、ナレーションが流れるのです。情緒たっぷりのつもりなのでしょうが、聞くに堪えません。やめてくれー。
外に出たら、ウォーキングの団体に遭遇。それも1グループではありません。百人は超えてる。早く行こう。
次は赤後寺。しゃくごじと読みます。ふだんは鍵がかかっていて、お客さんが来たときだけあけてくれます。十一面観音と木造菩薩像。安土桃山時代の戦を逃れるために、住民が川に沈めたため、痛々しい姿ですが、美しさは格別。住民の信仰が厚かったのもうなづけます。
次はちょっと遠いから、タクシーを呼ぼうかと話しながらぶらぶら歩いているとバス停がありました。ちょうどバスが来る時間です。でも来ないから電話をかけようとしたら、バスが来たよ。えーっ? あれがバス?
8人乗りの小さなバス。かわいいですね。田んぼの中の狭い道だってすいすいです。
西野薬師堂。ここも電話をかけないと、鍵をあけてもらえません。
十一面観音像と薬師如来像がありました。薬師如来のお顔は崇高でおだやか、すばらしかったです。十二神将を従えた姿はさぞ迫力だったでしょうね。現在は神将は二体だけです。
期待していなかったのですが、とろっとろの玉子がたっぷりかかっていて、すごくおいしかった♪
最後は木之本地蔵尊です。大きなお地蔵様。足元に小さな蛙がいっぱいおいてあります。この蛙の裏に自分の名前を書いてお供えすると、身代わりになってくれるんですって。でも、そんなの、かわいそう。
雨の予報だったのに、すごくいい天気。暑い! 長浜に戻ろう。
黒壁ストリートでショッピングをしたあと、ちょっと一杯。
おお、ハッピーアワーと書いてあります。生ビールを二杯のみ、最後はギネスでしめました。
臨書に挑戦!(田村南海子ブログ)
営業部からの便り(橋爪ますみ・佐藤貞男)