吉田加南子先生の詩集 フランス詩のひととき
白水社から、吉田加南子先生の新刊がでました。
とても美しい本です。絵も吉田可南子先生。
フランス詩の原文と翻訳、その詩に関係するエッセイで構成されていて、ティエリー・マレ氏による朗読がCDになっています。朗読を聞きながら、フランス語で作品を書く、なんていかがですか?
愛のフランス詩集とだぶる詩もありますが、エッセイにさらに詳しい解説があり、理解が深まります。
ちなみに、ジャン・コクトーの詩
わたしの耳は貝の殻 海の響をなつかしむ
という翻訳で、頭に焼き付いていますけれど、本当は
わたしの耳は貝殻だ 海の音の好きな貝殻 なんですって。
愛のフランス詩集とだぶる詩もありますが、エッセイにさらに詳しい解説があり、理解が深まります。
ちなみに、ジャン・コクトーの詩
わたしの耳は貝の殻 海の響をなつかしむ
という翻訳で、頭に焼き付いていますけれど、本当は
わたしの耳は貝殻だ 海の音の好きな貝殻 なんですって。
ジャン・コクトーが生まれたのは1889年。この年にエッフェル塔が建ち、1900年にパリの地下鉄が開通、1907年にはピカソの「アヴィニョンの娘たち」が描かれたそうです。新しい文化や芸術が生まれる生き生きとした雰囲気が伝わってきますね。