雲平筆 出店 高島屋の大近江展
2月28日から、日本橋高島屋で開催されている「大近江展」に、あの、ただ一人天平筆を作っている、菘翁筆も作っている、父子相伝で貴重な技法を伝えている、あの雲平さんが来てるんですよーーー。さっそく行ってきました。
会場に着くと、人がいっぱい。でも、売っているのは食料品ばかり。近江牛、鮎の佃煮、みそ・しょうゆ、そして日本酒・・・違うっ、今日はその話題じゃないっ。
でも鮎もおいしそう・・・試食しよう。おお、甘みがほとんどないしょうゆ味で美味しい。隣にもある。中型の鮎がお買い得です。あら、これも美味しい。隣の南蛮漬けもおいしい。やーだ、どれにしていいかわからない。とりあえずおしょうゆを買おう。
人ごみをかきわけて奥へ入っていくと、そこは閑静な住宅街・・・じゃないっ、特産品を売るコーナーがありました。
奥に見えるのは、なつかしいろうそく屋さんじゃありませんか。前に、天来・小琴夫婦ろうそくを作ってもらったお店です。
こんなきれいなろうそくを売っています。上の写真の一番左、十色のろうそくを買うことにしました。これください。ん? 店員さんがいない。誰に言えばいいの?
おお、いい感じのお兄さんがろうそくを作っています。溶けたろうを、直接手で塗っていくのです。熱くないのかなあ。
ろうそくを買いたいんですけど・・・。あっ、ちょっと待ってくださいね。とお兄さんが手を拭こうとすると、となりの売り場のお姉さんが、あら、私がやってあげましょう。やさしい♪ 10本はいって1260円、やすいでしょ?
おっと、こんなことをしている場合ではない。雲平さんはいずこに・・・。
あったあった。なつかしいあの文字。筆もいっぱい売っています。厳選した毛、確かな技法、一本一本手作りで、この値段はお買い得です。
あっという間にこんな風になってしまいました。ここに来るのはよほどのこだわりの人。だからみんな雲平さんとお話をしたいのです。今日は暖かいし、午後はきっと大賑わいでしょうね。
大近江展は3月4日まで。滋賀県に足を運ばずとも、名筆を手に取ることができますよーーー。ぜひお出かけください。