猫が読む巷の話題
庭の紫陽花、今年はこんなにピンクになって咲きました。 22.6.13
梅雨に入りました。
蒸し暑く、降らなければ真夏日。この数日の天候は、着物で調節できない我が家のふたりには厳しいものです。天気予報を見ても、"オ姉サン ダナー"とは思っているでしょうか、彼らはTVの話は聞いていませんからね。今日は暑いぞ、と覚悟することもなく、ただ暑さにやられているふたり、早くもバテ気味で、居間の床にベタ寝です。
"代ワリニ オ水 飲ンデキテ"
"エー"
TVの話題といえば、ワールドカップで持ちきりですが、開催地ヨハネスブルグは治安の悪さで聞こえた街。予想に違わず、試合以外の外伝が報道番組を賑わしています。国内政治は沖縄の基地問題はどうなるのか、財政の立て直しに道筋は見えてきたのか、といった目に付きやすい大問題もそっちのけに、まず参議院選挙の騒ぎに突入しそうな気配。そして梅雨に入って、今度の日曜は「父の日」です。この世はいつも、何の脈絡もなく忙しく、人間はドタバタ目の前の仕事に追われ、今目に見えるものにとらわれて、しかし精いっぱい良かれと思うことに励みながら、それが本当に良いことなのかどうかは分からないことも多く、日を過ごして行きます。
22.6.13 東京都清瀬市
一方、私たちを取り巻く自然の営みは淡々と摂理に順って進んで行くことを思うと、天気予報も感知せず、ワールドカップにも無頓着な我が家の猫家族は、たしかに人と自然の間にあり、人より超然としたものに近い、何やらありがたい生き物のような気がしてきます。
さて、暑い日中は早くもバテ気味のふたり、この頃は宵の口が主な遊びタイム。ひとしきり運動会の後、この日のみやの読書は少し前の新聞のようです。
"幸セニ ..."
"... 定義ハ アリマセン ッテ ドウイウコト?"
「ひとつに決められません」て意味でしょ
"テイギ ッテ ナニ?
テイギデキナイ ッテ ドウイウコト?"
「幸せ」という言葉は定義できるのでしょうね
"辞書ニ 載ッテルモノネ"
事(事柄・モノ)=言葉 なら、確かに、
定義できないものはないような
"トリアエズ 寝ルネ"
どうぞ
その頃ひたちは、
"エエッ!福島瑞穂ガ ウォシュレットを!?"
身を乗り出して何を見ているかと思ったら...
晴耕雨読とはまったく無関係の我が家のふたりですが、雨になると庭にミミちゃんほかのお客が来ないので、楽しみを別に探さなければなりません。室内で暮らす猫にも季節や天候はまったく関係がないわけではありません。
オオヨシキリ。以前から頑張っていました 22.6.13 東京都清瀬市
甲斐あってか、二羽でいました 22.6.13 東京都清瀬市