治りました
22.11.21 東京都小金井市 小金井公園
実は、天来書院の担当さんにだけはお話ししてありましたが、ひたちがしばらく怪我のために療養しておりました。
11月の始めでした。みやと激しい追い掛けっこが過ぎて、顔にみやの前足が当たった折、爪先が目をかすめたように見えました。夜のことでしたが、そのあとどうも右目がよく開かないようで、シクシクと目を細めて奇妙な表情をしているのが気になって、翌朝すぐに獣医さんに連れて行きました。やはり目蓋の奥に傷があり、角膜の表面も傷ついていました。猫の生活にはあっても不思議はないアクシデントです。角膜再生の目薬と、怪我一般に使う抗生剤を貰って帰ってきました。
"ジャー マタ 昼寝スルネ"
追い掛けっこをさせないように気をつけなければと思っていましたが、
目が不自由なせいか、すっかりおとなしくなってしまったひたち。
遊ばないで、ひとりでいることを好みます。
寝てばかりいる、といえばいつものことのようながら、何とも無気力です。
ことは目だけのようですが、怪我を負うと動物はやはり心も弱るのでしょうか。
"失敗..."
みやも ちょっと勝手が違う様子。静かです。
目薬を一日二回、二種類点します。もちろん厭がりますからこちらも二人がかり。一人が仰向けに抱いて、一人がすばやく点眼。沁みるのか、ちょっと泣いてあばれます。五分置いて次の目薬を点さなければなりません。放してしまうとどこかに隠れてしまいますから、不機嫌にウニャウニャ言っているのを抱いたままでいます。
五分間じっと我慢させなければならないのが気の毒なので、目薬の後にひたちの大好物のマグロスティックをオヤツに出すことにしました。二種類目のお薬が終わり、膝から下ろすとまっしぐらにマグロのお皿に向かいます。
怪我から三日後、経過を見てもらいに受診しました。快方には向かっていましたが、まだ治療の必要はあるということでした。
"ドウ?"
もうちょっとなの。まだ遊べないの。
しばらく姿を見なかったタヌキチ君。前見たよりもふっくらツヤツヤで久しぶりに登場。ガラス戸に顔をくっつけて歓迎するいつものひたちが見えないからでしょうか、ガラスギリギリまでまで近づいて中を伺います。お見舞い?
一方、猫の森は紅葉も進んで、猫たちには厳しい季節になって来ました。
22.11.27 東京都清瀬市
朝夕はもうかなり寒い日があります。猫たちはどう凌いでいるのか。ともかく、ここは何匹か仲間で過ごしていられるのがまだ安心なところです。
厳しい外の猫の暮らしをよそに、それでなくてもぬくぬくの家猫ですが、療養中のひたちには、ついつい皆が甘くなってしまいます。
"焼イタ オ魚 ソレ ホシイナー"
チョットだけだよ
誰ならくれるか分かっているあたり、結構さといところもあります。
"アイスクリーム モ ホシイナー"
いいともいいとも
本当は自分もダイエットの必要がある人、共犯者を大歓迎。
そうして甘やかしているうちに、めでたく角膜再生。完治しました。
最後の一週間ほどは、傷が塞がってきたせいでしょう、目薬も痛くもないらしく、まったく暴れなくなったので、一人で抱いて点すことができるようになりました。そのあとのオヤツが習慣になって、むしろいそいそ目薬点しにやってきます。すっかりもとの陽気なひたちに戻った様子。安心です。
"オ手伝イモ スルヨー"
それは御遠慮。もう寝たら?
何となく不調の気味が漂っているあいだは、もっぱら二階の息子の部屋を居場所にしておとなしかったみやも、いつの間にか、またひたちにチョッカイをだして遊ぶようになりました。
"オ昼寝 シテルカラ ひたちクン邪魔シナイデネ"
相変わらず二階の息子の部屋に入り浸りですが、ひたちが復帰してからは、昼寝の姿も心なし前のように楽々しているように見えます。まずはよかった。
22.11.27 東京都清瀬市