みやと探す・作品に書きたい四季の言葉

　　先月末、寒さで膀胱炎になってしまったみや、獣医さんの予測よりも数日早く、４月早々には復活しました。

　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　"シッポノ　カリカリ  モ  好キナノ"

　　早速、朝ご飯の食卓から大好物の"アジの開きのシッポ"を引っ張ります。ひたちと違って人の食卓にほとんど興味を示さないみやですが、マグロのお刺身とアジの焼き物（開きでも）には目がないのです。そのせいで、アジの時は息子たちがみやのために、「綺麗に食べない」習慣になっていけません。

　　みやが不調の間、こころなし遠慮がちだったひたちにも、また普段通りののほほんとした日々が戻ってきました。

　　　　　　　
　　　　　"オ庭ニ  チューリップモ  咲イタネー"


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　"ソウダネー"
　　すっかり庭の常連になったグレコちゃん



　　春眠暁を覚えず、というわけでなくとも、そこは猫、 今日も眠いひたちが長椅子で溶けているところに、すっかり元気になったみや登場。耳許でウニャウニャ長らく声を掛けて、ひたちがようやく頭を上げました。寝ているひたちに何用あってわざわざ？
　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　" ネエ  ヒタチクン 起キテ"
　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　" ネエ  起キテヨ "
　　　　　　"ンー  ナニ？...オネム..."


　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　"ネエ  ネエ  ヒタチクン"
　　　　　　"（ネムインダケド）"
　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　 　　"聞イテル？！"
　　　　　　"聞イテマス！"

　　ひたち、ちいちゃい目を見開いて頑張っています

　　　　　　"聞イテマス...ケド..."

　　　　　

　やっぱり眠そう

　 　　　　　　　　　　　　"ヒタチクン
　　　　　　　　　　　　　「聞コエナイ 聞コエナイ」ノ 耳ニ ナッテル
  　　　　　　　　　　　　　目 アケテヨ  ネエ"

　睡い時に、起こしに来るのは"鬼"

　　　　　　　 "起キテ イタイノハー  ヤマヤマ ナンダケドー  ..."
　　　　　　
　　　　　　　　　"...オネム"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　"起ーキーテ！"
　　　　　　　　　　"......"
　　　　 　

　　　　　　　　　　"......"
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　"モウ イイ！"

　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　" ミヤチャンモ 寝ル （起キルマデ  絶交...）"

　　　それで済むならあんなに起こさなくても



　　　 　　　
                     　　　　　　　　　　　　　　滝の城址公園 22.4.14 埼玉県所沢市       


　　大きな病気がいくらでもあることを思えば、軽い膀胱炎などはたいした不調とも言えない程度のことですが、すっかり元気になってみると、遊び方も、我が儘の仕方も、まったく違います。改めて健康ということの大切さやありがたさが分かります。

                    　　　　　　　　　　散る桜　22.4.14 滝の城址公園 埼玉県所沢市       

　　今日４月１４日、東京清瀬の最高気温は１７度。関東では桜も終わるというこの時期に、報道に拠れば暖かかったのは関東の一角だけで、北国ではまだ大雪が降り、九州には氷柱（つらら）ができるという寒い日でした。

　　　　                      　　　　　　　　　　　　　　　柳瀬川堤　2.4.8 東京都清瀬市
       
　　たまたま今日は暖かかった関東も、明日は最高気温が今日より10度下がるそうです。全国的に異常気象の春です。風雨雪の被害に加えて全国規模の野菜の不作が折々報道されるようになりました。古代なら加持祈祷が行われるレベルの異常でしょう。古代の人が加持祈祷にどれほどの実効力を感じていたか、よく分かりませんが、不穏な気色（けしき）を警戒し、用心していたのだろうということは分かります。一番体の小さいみやにはお医者さん掛かりをさせてしまいましたが、お蔭でその後は家族みな、いくらか注意深く寒さ用心すること になりました。

　　春４月は年度の始めにつき、何かと忙しい時期で、何かと頑張りがちの時期ですが、増してこんな春のことですから、皆さま何卒お身体お大切にお過ごし下さい。
 

                     　　　　　　　　　　　　　　　　柳瀬川廻廊 22.4.8 東京都清瀬市
　　　　左端に小さく写っている後ろ姿が清瀬散歩人。
　　　 　「清瀬の自然」のカメラマンです。