おしゃべり
居間に暖房を使うようになりました。ヒーターの温風がちょうどよく廻る椅子の上が二人のお気に入りの場所になっています。みやはクッションのある椅子を選び、ひたちは別にどうでもよい、といういつもの位置取りです。
この椅子はすっかりみやのものになってしまいました。
気をつけていたのですが、ひたちの現在の体重7.2㎏。とうとう7㎏の壁を越えてしまいました。
本人は淡々として、今日も食欲旺盛です。
猫ゴハンを控えているので家族の食事のたびに張り切ってしまいます。
先日は、油断していたら片付け前の食卓に上がり込み、子供が食べ残したお刺身のツマの大根と大葉をモシャモシャ食べていました。コラと叱ると、小さな声でエエンとか何とか、つぶやきながら退散しました。
ひたちはみやの二倍の大きさになりましたが、声はみやとよく似た高い柔らかい声です。
みやは赤ちゃん時代から、話しかけると必ず返事を返し、やりとりがいつまでも止まらないのでしたが、ひたちもいつのまにかすっかりおしゃべりになりました。
よく人に話しかけて来ますし、みやと争った後などは独りでぼやくこと、ぼやくこと。
すばしこいみやが不意打ちに高速猫パンチを浴びせて逃げ、ひたちがドスドスと追いかけて、追いきれない、というのがよくあるパターンです。
「ニャアアーン、ニャオニャー、ニャイヨー」と、一言が長いのが特徴です。力の抜けた高い声でくだくだと廊下で嘆いているのは、気の毒ではありますが可笑しい。
高い声と言えば、ひたちの出身地茨城方面の発声は概してハイトーンですね。猫にもお国言葉というのがあるのでしょうか。
茨城デハー、7キロノ猫ハフツウダカラー、(ほんと?)
ゴハンハ減ラサナクテイインダヨー
20.11.14 新座市野火止平林寺