スキャット キャット
22.4.18 東京都清瀬市
暖かい5月になりました。
手入れをしない庭にも春が来て、チューリップの花盛りが続いています。
散歩に通りかかる御近所猫のみんなも心なし楽しそうに横切って行きます。4月はお天気が悪かったですからね。
22.4.21 東京都清瀬市
濡れ縁には、相変わらずタヌキチ君とグレコちゃんがよく現れては、みやとひたちをなのか、人間家族をなのか、"来タヨー"と呼びます。これは別にご飯の要求ではないのです。気を遣いながら、ちょっとだけキャットフードを出してやったりしても、見向きもしなかったりします。
外で自由に猫暮らしをしていても、中の人(または猫)に話かけたいことがあるのでしょうか。
処分するつもりで古い家具を出しておいたら
ふたりの遊び場になっていました。
しばらくこのまま置くつもりです。
そして、夜になると、静かな夜中に、窓の外から聞こえてきます。ルル、ルル、ルル、ル...。それはタヌキチ君の夜の歌。夜も濡れ縁にいるのはもういつものことです。なぜか窓際に寄って、家の中に向かってルルル...とラ行の音で語りかけてくるタヌキチ君です。
22.4.29 東京都清瀬市
猫がときどきラ行の音で話すことは知っていました。歴代の猫家族はみなラ行の言葉を使って話していますが、短い返事(「みやちゃん」「ル」)とか、失敗した時の照れ隠し(「ひたち君 棚から落ちちゃったの?!」「...ルル」)とかで、どうも人を相手にした時の応答の一つらしいと思っていたのです。自分の方から"ラ"で積極的に人に話しかけてくるのは、我が家では気づかなかったことなので珍しく、皆でおもしろがっています。
お散歩猫 "ル"
"ル"
この子もお馴染みになって長い自由猫です
とぼけた顔ののんき者
それにしても、別の種の生き物とこれほど平然と交わって、楽々好きなように暮らせる生き物とは、およそ猫くらいのものではないでしょうか。世の中にこんな存在は他にありません。
"オ花ヲ ドウゾー"