墨場必携:和歌 『古今集仮名序』...
[和歌]
・難波津[なにはづ]に咲くやこの花冬ごもり
今は春辺[はるべ]と咲くやこの花
『古今集仮名序』作者未詳
◎「花」は梅の花とするのが通説。
・石[いは]そそく垂氷[たるひ]の上[うへ]の早蕨[さわらび]の
萌え出づる春になりにけるかな
志貴皇子(しきのみこ)『和漢朗詠集』15
・わが背子が衣はるさめ降るごとに
野辺の緑ぞ色まさりける
紀貫之『古今和歌集』25
・人はいさ心も知らず
ふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける
紀貫之『古今和歌集』42
・空寒み花にまがへてちる雪に
すこし春あるここちこそすれ
『枕草子』106段
・折[を]る人の心に通[かよ]ふ花なれや
色には出でずしたに匂[にほ]へる
『源氏物語』「早蕨」匂宮作
◎紅梅を詠んだもの
・難波津[なにはづ]に咲くやこの花冬ごもり
今は春辺[はるべ]と咲くやこの花
『古今集仮名序』作者未詳
◎「花」は梅の花とするのが通説。
・石[いは]そそく垂氷[たるひ]の上[うへ]の早蕨[さわらび]の
萌え出づる春になりにけるかな
志貴皇子(しきのみこ)『和漢朗詠集』15
・わが背子が衣はるさめ降るごとに
野辺の緑ぞ色まさりける
紀貫之『古今和歌集』25
・人はいさ心も知らず
ふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける
紀貫之『古今和歌集』42
・空寒み花にまがへてちる雪に
すこし春あるここちこそすれ
『枕草子』106段
・折[を]る人の心に通[かよ]ふ花なれや
色には出でずしたに匂[にほ]へる
『源氏物語』「早蕨」匂宮作
◎紅梅を詠んだもの
20.2.28東京都小金井市小金井公園
【文例】
散文
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