墨場必携:和歌 山辺赤人『万葉集』1424...
[和歌]
・春の野にすみれ摘みにと来し我ぞ
野を懐かしみ一夜[ひとよ]寝にける
山辺赤人『万葉集』1424
・うらうらに照れる春日[はるひ]にひばり揚[あ]がり
心悲しもひとりし思へば
大伴家持『万葉集』4292
・むらさきのひともとゆゑに
武蔵野の草はみながらあはれとぞ思ふ
詠み人知らず『古今和歌集』
・むらさきの色濃きときはめもはるに
野なる草木そわかれざりける
在原業平『古今和歌集』、『伊勢物語』41段
・手に摘みていつしかも見む
紫の根にかよひける野辺の若草
『源氏物語』若紫 光源氏の歌
・百千鳥[ももちどり]さへづる春は物ごとに
あらたまれども我ぞふりゆく
詠み人知らず『古今和歌集』28
・遠近[をちこち]のたづきもしらぬ山中[やまなか]に
おぼつかなくも呼子鳥[よぶこどり]かな
詠み人知らず『古今和歌集』29
・春霞立つを見捨てて往く雁[かり]は
花なき里に住みや慣らへる
伊勢『古今和歌集』31
・起きもせず寝もせで夜を明かしては
春の物とてながめ暮らしつ
在原業平『古今和歌集』61、『伊勢物語』2段
・春の野にすみれ摘みにと来し我ぞ
野を懐かしみ一夜[ひとよ]寝にける
山辺赤人『万葉集』1424
・うらうらに照れる春日[はるひ]にひばり揚[あ]がり
心悲しもひとりし思へば
大伴家持『万葉集』4292
・むらさきのひともとゆゑに
武蔵野の草はみながらあはれとぞ思ふ
詠み人知らず『古今和歌集』
・むらさきの色濃きときはめもはるに
野なる草木そわかれざりける
在原業平『古今和歌集』、『伊勢物語』41段
・手に摘みていつしかも見む
紫の根にかよひける野辺の若草
『源氏物語』若紫 光源氏の歌
・百千鳥[ももちどり]さへづる春は物ごとに
あらたまれども我ぞふりゆく
詠み人知らず『古今和歌集』28
・遠近[をちこち]のたづきもしらぬ山中[やまなか]に
おぼつかなくも呼子鳥[よぶこどり]かな
詠み人知らず『古今和歌集』29
・春霞立つを見捨てて往く雁[かり]は
花なき里に住みや慣らへる
伊勢『古今和歌集』31
・起きもせず寝もせで夜を明かしては
春の物とてながめ暮らしつ
在原業平『古今和歌集』61、『伊勢物語』2段
【文例】
散文
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