墨場必携:和歌 小野小町『古今和歌集』552...
【文例】
[和歌]
・思ひつつ寝ればや人の見えつらむ
夢と知りせば覚めざらましを
小野小町『古今和歌集』552
・うたたうねに恋しき人を見てしより
夢てふものは頼みそめてき
小野小町『古今和歌集』553
・いとせめて恋しきときは
むばたまの夜の衣を返してぞ着る
小野小町『古今和歌集』554
・命にもまさりて惜しくあるものは
見はてぬ夢の覚むるなりけり
壬生忠岑『古今和歌集』609
・世の中は夢か現[うつつ]か
現とも夢とも知らず ありてなければ
詠み人知らず『古今和歌集』942
・仏は常に在[いま]せども 現[うつつ]ならぬぞあはれなる
人の音せぬ暁[あかつき]に ほのかに夢に見え給ふ
「梁塵秘抄」巻第二 法文歌 佛歌(26)
[和歌]
・思ひつつ寝ればや人の見えつらむ
夢と知りせば覚めざらましを
小野小町『古今和歌集』552
・うたたうねに恋しき人を見てしより
夢てふものは頼みそめてき
小野小町『古今和歌集』553
・いとせめて恋しきときは
むばたまの夜の衣を返してぞ着る
小野小町『古今和歌集』554
・命にもまさりて惜しくあるものは
見はてぬ夢の覚むるなりけり
壬生忠岑『古今和歌集』609
・世の中は夢か現[うつつ]か
現とも夢とも知らず ありてなければ
詠み人知らず『古今和歌集』942
・仏は常に在[いま]せども 現[うつつ]ならぬぞあはれなる
人の音せぬ暁[あかつき]に ほのかに夢に見え給ふ
「梁塵秘抄」巻第二 法文歌 佛歌(26)