墨場必携:和歌 聖武天皇『万葉集』687...
[和歌]
・道にあひて咲[ゑ]まししからに
降る雪の消[け]なば消[け]ぬがに恋ふとふ吾妹[わぎも]
聖武天皇『万葉集』687
・わが背子[せこ]とふたり見ませばいくばくか
此の降る雪のうれしからまし
光明皇后『万葉集』1658
・降る雪は消えでもしばし止まらなむ
花も紅葉[もみぢ]も枝になきころ
詠み人知らず『後撰和歌集』493
・思ひかね妹がりゆけば
冬の夜の川風さむみ千鳥なくなり
紀貫之『拾遺和歌集』224
・日を寒み氷[こほり]もとけぬ池水[いけみづ]や
うへはつれなく深きわが恋
源順『源順集』冬
・風さゆるとしまが磯のむらちどり
立居[たちゐ]は波の心なりけり
正三位季経『新古今和歌集』651
・道にあひて咲[ゑ]まししからに
降る雪の消[け]なば消[け]ぬがに恋ふとふ吾妹[わぎも]
聖武天皇『万葉集』687
・わが背子[せこ]とふたり見ませばいくばくか
此の降る雪のうれしからまし
光明皇后『万葉集』1658
・降る雪は消えでもしばし止まらなむ
花も紅葉[もみぢ]も枝になきころ
詠み人知らず『後撰和歌集』493
・思ひかね妹がりゆけば
冬の夜の川風さむみ千鳥なくなり
紀貫之『拾遺和歌集』224
・日を寒み氷[こほり]もとけぬ池水[いけみづ]や
うへはつれなく深きわが恋
源順『源順集』冬
・風さゆるとしまが磯のむらちどり
立居[たちゐ]は波の心なりけり
正三位季経『新古今和歌集』651