墨場必携:漢文 「寒雀」 宋 楊万里...
【文例】
[漢文]
・寒雀 宋 楊万里
百千寒雀下空庭
小集梅梢話晩晴
特地作団喧殺我
忽然驚散寂無声
百千の寒雀空庭に下[くだ]り
梅の梢[こずえ]に小集して晩晴[ばんせい]に話す
特地[とくち]に団を作[な]して我を喧殺[けんさつ]せしも
忽然驚き散じて寂として声無し
◎特地[とくち]に団を作[な]して:わざわざ群をなして
・歳寒図 清 ウン*格 *は立心偏に「軍」字
寒花還与歳寒期
夜起移燈看雪時
未許東風到桃柳
山茶先発近窓枝
寒花[かんか]還[かへ]つて歳寒[さいかん]と期す
夜起きて燈を移し雪を看る時
未だ東風の桃柳に到るを許さず
山茶[さんちや]先[ま]づ窓に近き枝に発[ひら]く
◎山茶:椿のこと。葉が茶に似ていることから来る呼び名。
・冬夜
一盞寒燈雲外夜
数盃温酎雪中春
一盞[いつさん]の寒燈[かんとう]は雲外[うんぐわい]の夜
数盃の温酎[うんちう]は雪の中[うち]の春
◎一盞:一皿
◎温酎:温めた酒
『和漢朗詠集』356白居易
[漢文]
・寒雀 宋 楊万里
百千寒雀下空庭
小集梅梢話晩晴
特地作団喧殺我
忽然驚散寂無声
百千の寒雀空庭に下[くだ]り
梅の梢[こずえ]に小集して晩晴[ばんせい]に話す
特地[とくち]に団を作[な]して我を喧殺[けんさつ]せしも
忽然驚き散じて寂として声無し
◎特地[とくち]に団を作[な]して:わざわざ群をなして
・歳寒図 清 ウン*格 *は立心偏に「軍」字
寒花還与歳寒期
夜起移燈看雪時
未許東風到桃柳
山茶先発近窓枝
寒花[かんか]還[かへ]つて歳寒[さいかん]と期す
夜起きて燈を移し雪を看る時
未だ東風の桃柳に到るを許さず
山茶[さんちや]先[ま]づ窓に近き枝に発[ひら]く
◎山茶:椿のこと。葉が茶に似ていることから来る呼び名。
・冬夜
一盞寒燈雲外夜
数盃温酎雪中春
一盞[いつさん]の寒燈[かんとう]は雲外[うんぐわい]の夜
数盃の温酎[うんちう]は雪の中[うち]の春
◎一盞:一皿
◎温酎:温めた酒
『和漢朗詠集』356白居易
「わかんない」