墨場必携:漢文 偶題 于謙...
【文例】
[漢文]
・偶題 于謙
薫風何処来
吹我庭前樹
啼鳥愛繁陰
飛来不飛去
薫風[くんぷう]何処[いづこ]よりか来たり
我が庭前の樹を吹く
啼鳥繁陰[はんいん]を愛し
飛び来りて飛び去らず
・新晴 劉*[りゆうはん] *[はん]は偏に「分」字、旁に「攵」字。
青苔満地初晴後
緑樹無人昼夢余
惟有南風旧相識
偸開門戸又翻書
青苔[せいたい]地に満ちて、初めて晴れし後[のち]
緑樹人無く、昼夢の余[よ]
惟だ南風の旧相識[きゆうそうしき]のみ有りて
偸[ひそか]に門戸を開き、又[ま]た書を翻[ひるがへ]す
・鹿柴 王維
空山不見人
但聞人語響
返景入深林
復照青苔上
空山[くうざん]人を見ず
但[た]だ人語の響を聞く
返景[へんけい]深林に入り
復[ま]た照らす青苔[せいたい]の上[うへ]
[漢文]
・偶題 于謙
薫風何処来
吹我庭前樹
啼鳥愛繁陰
飛来不飛去
薫風[くんぷう]何処[いづこ]よりか来たり
我が庭前の樹を吹く
啼鳥繁陰[はんいん]を愛し
飛び来りて飛び去らず
・新晴 劉*[りゆうはん] *[はん]は偏に「分」字、旁に「攵」字。
青苔満地初晴後
緑樹無人昼夢余
惟有南風旧相識
偸開門戸又翻書
青苔[せいたい]地に満ちて、初めて晴れし後[のち]
緑樹人無く、昼夢の余[よ]
惟だ南風の旧相識[きゆうそうしき]のみ有りて
偸[ひそか]に門戸を開き、又[ま]た書を翻[ひるがへ]す
・鹿柴 王維
空山不見人
但聞人語響
返景入深林
復照青苔上
空山[くうざん]人を見ず
但[た]だ人語の響を聞く
返景[へんけい]深林に入り
復[ま]た照らす青苔[せいたい]の上[うへ]