一口に「筆」といっても、本当にたくさんの種類があります。

使いやすい兼毫筆や、鍛錬をしないと使いこなせない羊毛筆。

種類がありすぎて、どれを選んだらいいか迷ってしまいます。

 

今回のセールは2024年3月25日から4月25日まで。

天来書院ホームページでご紹介している筆が15%OFFになります。

そこで、人気の筆や、今回新登場の筆をご紹介しましょう。

数字は穂径×穂長×全長 単位mm

 

 

天来書院の筆の中で、もっとも人気を集めているのは、次の小筆二種です。

別製写巻(べっせいしゃかん) 宝研堂

1,485円→1,262円

5×22×176mm

別製双料写巻(べっせいそうりょうしゃかん) 宝研堂

1,595円→1,355円

6×25×180mm

 

中国で作られている筆です。

先端の茶色の部分は「紫毫(しごう)」と呼ばれる中国の野生のウサギの毛。

これを、短い羊毛(中国のヤギの毛)で支えています。

先が効くので、小さい字を書くときに昔から愛用されてきましたが、不良品がたくさん混ざっているのが難点でした。

「別製」と名付けられているのは、宝研堂が入念な原料の選別・検品を行い、丁寧に一本ずつ穂先を調整して仕上げているため。

一般の写巻や双料写巻より割高に見えるかもしれませんが、ハズレがないので結局はお得です。

一度にたくさんお買い求めいただくことも多い筆です。

 

 

 

「学院法(がくいんほう)」各種 仿古堂

仿古堂(ほうこどう)は、比田井天来と関わりの深い筆匠で、天来が書いた作品を所蔵し、ロゴにもお使いくださっています。

「学院法」は、比田井天来が臨書用に開発した「菁華」を、桑原翠邦先生監修のもとに復刻した筆。

馬(赤天尾・黒天尾)、鹿、黒狸という硬い毛を使っていて、どちらかというと短鋒です。

学院法はいろいろなサイズがありますが、もっとも人気があるのは「特小」というサイズです。

学院法 特小 仿古堂

2,750円→2,337円

9×41×235mm

馬(赤天尾・黒天尾)、鹿、黒狸

 

 

 

華蔵山主珍玩(けぞうさんしゅちんがん) 天来書院

4,180円→3,553円

11×55×266mm

 

こちらも比田井天来が古典臨書用に考案した筆の復元です。

馬、羊毛、狸の毛を使った兼毫筆で、しっかりとした腰があります。

2011年から始まった「書道テレビ」で、高橋蒼石先生(比田井南谷門下)がお使いになりました。

ダルマ軸(穂に近い部分が太い)なので安定感があります。

 

 

 

博真(はくしん)4号 宝研堂

2,420円→2,057円

10×56×254mm

石飛博光先生監修

 

馬(白毛)と羊毛が混ざっているので、硬すぎず、柔らかすぎず、使いやすい筆です。

石飛先生もよくお使いになっていますね。

穂先をすっきりと仕上げ、先が利き、ノドに力があるので、漢字や詩文書作品に最適です。

 

 

 

博楽(はくらく)4号 宝研堂

3,300円→2,337円

10×55×255mm

 

羊毛と馬毛を混ぜて作られています。

「博真」からさらに穂先のボリュームを増やして、開閉しやすく、運筆を安定させました。

楷書・行書・草書いずれも万能の筆です。

 

 

 

菘翁筆(すうおうひつ)大 攀桂堂

6,600円→5.610円

10×60×255mm

馬(赤天尾)、羊毛(細光鋒)、黒狸

 

攀桂堂(はんけいどう)の創業は1615年。

400年もの間、父子相伝で製法を守ってきました。

「菘翁筆」はその名の通り、江戸時代に貫名菘翁の依頼で作られた筆です。

少し長めの穂先は、素直な毛質で書きやすいと評判です。

 

菘翁筆(小)は、7×35×222mm。

羊毛とイタチ毛が原料で、3,300円→2,805円

 

 

 

晴峰(せいほう) 天来書院

27,500円→23,375円

11×55×265mm

羊毛(細光鋒)、鹿

 

比田井天来は生涯で二度、筆法が変わりました。

40歳代前半では剛毛筆による俯仰法。

62歳頃からは羊毛筆を用いるようになり、書風が一変しました。

その時の筆を再現したのがこの「晴峰」です。

若干短鋒で、羊毛に鹿毛が混ざっているので腰があり、扱いやすい筆です。

天来芸術の最高峰と言われる晩年の書の、厚みのある強い線を引くことができます。

 

少し細いものが、羊毛の剛(ようもうのごう)

12,100円→10,285円

さらに細いのが、かな羊毛の剛です。

7,700円→6,545円

羊毛筆入門としてもおすすめです。

 

 

 

雀頭筆(じゃくとうひつ)小 攀桂堂

3,300円→2,805円

6×21×190mm

イタチ、紫毫、馬(白毛)

 

現在の筆は、穂の根本にボンドをつけて軸に差し込む「水筆」ですが、かつては「巻筆」という製法が主流でした。

この製法を今に伝えるのは攀桂堂ただ一軒だけになりました。

巻筆の作り方はこちら。(1時間3分40秒から)

 

「雀頭筆」は、筆の芯に和紙を巻いて製作する「紙巻筆」の製法によって作られています。

細字や写経に適しています。

 

 

 

イタチ文字筆 2号 鳳竹堂

4,400円→3,740円

4×30×217mm

イタチ(コリンスキー)

 

日本の筆作りのほとんどは、広島県熊野で行われていますが、それ以外にも数カ所で作られています。

東京で作られる筆は「江戸筆」と呼ばれ、鳳竹堂(ほうちくどう)もその一つ。

多くの工程を一人の職人が一貫して行うのがその特徴です。

「イタチ文字筆」は、最初は筆文字職人のために作られました。

寸毫の乱れなくスムーズな線を引くための筆です。

かすれや滲みに頼らないすなおな線が引けます。

 

 

 

無銘筆(むめいひつ) 鳳竹堂

5,500円→4,675円

7×60×270mm

 

穂先の茶色の部分が馬(赤毛)で、先端の白い部分が羊毛(尾)です。

全紙に写仏(仏画を線描する)するために作られた、同じ太さの線を引き続けることができる筆。

穂先はまとまりやすいのですが、あえてバランスを崩すことで、今までにない表現が可能です。

 

 

 

極品 兼毫 精華(ごくひんけんごうせいか) 清秘蔵

3,300円→2,805円

8×48×250mm

馬毛と羊毛の兼毫筆。

 

硬すぎず、柔らかすぎず、その中庸をなすオールマイティの筆として人気です。

清秘蔵(せいひぞう)は、ビデオ「筆墨硯紙のすべて」『中国編』にご出演くださった早川忠文さんのお店。

このホームページでも「文房四宝を楽しむ」というブログで、膨大な知識の一端をご披露くださっています。

 

 

 

最後に、今回新たに登場した筆を「お薦めの逸品」で見ることができます。

その中から一点ご紹介しましょう。

 

九法筆(きゅうほうひつ) 一休園

2,200円→1,870円

11×55×270mm

 

弾力とまとまりが調和し、書きやすいと評判だった「顔氏」はもう作られていませんが、それに代わるのが「九法筆」です。

原料は馬(尾脇)毛と狸毛。

いずれも硬い毛で、初心者でも扱いやすい筆です。

 

 

 

筆を選ぶとき、参考になるのが動画です。

 

ユーチューブの「新しい筆に挑戦」では、華蔵山主珍玩(高橋蒼石・臨九成宮醴泉銘)、晴峰(高橋蒼石・半切 内田藍亭・臨張遷碑)、羊毛の剛(辻元大雲・臨九成宮醴泉銘)、かな羊毛の剛(船本芳雲・詩文書)、イタチ文字筆2号(石飛博光・半紙)、無銘筆(石飛博光・半紙)の動画を見ることができます。 

 

また、書道テレビ「筆を変えると作品も変わる?」では、筆作り(鳳竹堂)、いろいろな筆を使ってみる(石飛博光)、筆匠紹介(仿古堂)、比田井天来愛用筆を使う(石飛博光)、紙巻筆を作る(雲平筆・藤野純一)を紹介しています。 

 

天来書院がおすすめする筆は、まだまだたくさんあります。

割引セールの間に、今まで使ったことのない筆もためしてみませんか。

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ご参考までに、2022年の筆ランキングはこちら

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