12月ももう下旬、クリスマスが過ぎればすぐに新しい年がやってきますね。
子どもの頃は、お正月はとても特別な感じがしたものですが・・・
最近はそんな雰囲気も薄れてしまっている気がするのは私だけでしょうか。
私も若い時はほとんど興味はありませんでしたが、年齢を重ねていくにつれ、お正月の飾りや初詣など、お正月ならではの風習もいいなと感じるようになりました。
やはりお正月は一年の始まりの時、大切に過ごしたいものです。
新年といえば、鏡餅。
2022年最後の記事は、鏡餅の俳句などをご紹介します。
2022年もいよいよ12月を残すのみとなりました。
「師走」と言われる通り、いつも通りの日々の流れのなかにも、なんとなく気忙しさを感じます。
12月というと寒いイメージがあるのですが、ここ何年も「12月ってこんなに暖かかったっけ?」と思う日も多かったりもしますね。
温暖化の影響でしょうか。
ひと昔前を思うと、関東では雪も降らなくなったなと感じます。
11月も半ばを過ぎました。
立冬を過ぎ、もうすぐ小雪ですが、予報では季節の進みはゆっくりだそうです。
それでも20度を超える日が少なくなってきましたね。
北海道では初雪が降ったそうです。
暖かいか厳しい寒さか・・・今冬はどのような気候になるのでしょうか。
くろがねの秋の風鈴鳴りにけり 飯田蛇笏
新聞の「編集手帳」に載っていた句です。
秋の風に吹かれて鳴っている季節外れの風鈴・・・
季節の移り変わりを感じますね。
関東でも朝晩は10度を切るようになり、大分冷えるようになってきました。
SNSでも紅葉の美しい写真を投稿される方も増えてきました。
私の住む地域の街路樹も、さりげなく葉の色が変わりつつあります。
前回は、「もみじ」の句や歌を集めましたが、紅葉はやはり黄色がなくては赤も引き立ちません。
黄色は私の大好きな色でもあります。
今回は、美しい黄色の風景で楽しませてくれる『銀杏」の句や歌などを集めてみました。
秋も深まりつつあります。
自然界の秋の大イベントが始まっていますね。
北海道や東北辺りでは、紅葉の見頃を迎えているようです。
私の住む関東では、11月頃になるでしょうか。
今回は、紅葉の俳句や短歌などを集めてみました。
早いものでもう10月です。
実りの秋も本番、といったところでしょうか。
田舎で生活していますと、田や畑、家々の庭先に成っている果実などで季節を感じることができます。
道端に柿が落ちていたり、通りすがりに木に実っている石榴を発見したり。
その中で私がとても美しいと感じるのは、田んぼの風景です。
初夏の田植え前の水を張られた状態
田植えが終わり、稲の苗がツンツンと並んでいる時期
稲が伸びてきて風になびいている時期
花が咲きおわり、青々としたもみが実る時期
稲が黄金色に変わり、穂が垂れている収穫直前の時期
稲刈りが終わり、短い茎が並んでいる時期
田植え前から収穫後まで、それぞれの美しさがあるように思います。
先月末ごろから稲刈りも始まり、「新米」の字を店頭でも目にするようになりました。
今回は、稲穂などの俳句や短歌を集めてみました。
残暑の日もありますが、秋も本番を迎えつつあります。
一番過ごしやすい季節でもありますね。
暑さに参っていた草花たちも、また活力を取り戻す時期でもあるでしょうか。
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「秋」 八木重吉
こころがたかぶってくる
わたしが花のそばへいって咲けといえば
花がひらくとおもわれてくる
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重吉は、秋にどのような景色を見て、何を感じていたのでしょう。
我が家には白い曼珠沙華が植わっているのですが、茎と花芽が伸びてきたなとワクワクしていたら、早朝に一気に咲いていて驚きました。
もしかしたら重吉も、今にも咲きそうな蕾を携えた花たちを目にしてワクワクしていたのかな、などと想像してみたり。
気温もだいぶ落ち着き、すっかり秋らしい気候になってきました。
関東では、田んぼの稲も、実が付いて稲穂らしい姿になっています。
そろそろ栗も出回るのではないでしょうか。
美味しいものが楽しみな季節でもあります。
今回は、秋の代表的な花、コスモスの俳句、短歌などを紹介します。
残暑お見舞い申し上げます。
今年もとても暑い夏でしたね。
まだ当分暑い気候が続きそうですが、お盆を過ぎると、暑さは残っていても、どことなく秋を感じられるようになります。
空の色、雲、風のそよぐ瞬間、田んぼの様子、等など。
とんぼも目にするようになりました。
日々の中で秋探しをしてみるのも楽しそうですね。
真夏の代表的な花といえば、なんと言っても向日葵ですね。
向日葵=暑さに負けない元気な花、という印象を持っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、向日葵の言葉を紹介させていただきます。
真夏の作品作りのご参考になりましたら幸いです。
何とも早い梅雨明けを迎え、一気に真夏の陽気になりました。
朝顔もちらほらと咲き始めていますね。
皆様は、朝顔のルーツなどご存知でしょうか?
私は朝顔は大好きなのですが、その歴史はほとんど知らず・・・
ちょっと調べてみました。
季節の花のイベントを調べていたら、古代蓮の情報を見つけました。
埼玉では「古代蓮の里」が有名ですが、全国各地に蓮の咲く公園があり、蓮にまつわるイベントも催されるようです。
蓮は、仏教でも仏様が蓮華座に座っておられることもあり、意識することはなくとも日本人には身近な花なのではないでしょうか。
6月になり、関東も梅雨入りしそうな雰囲気・・・
晴れの日は夏日になる日も多くなってきますね。
そして、今月は早くも「夏至」もやってきます(今年は21日(火)だそうです)。
今回は、紫陽花をメインにお届けします。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
とっても久しぶりに投稿させていただきます。
もう梅雨入りしたかのような天候が続いていますね。
今の季節に目にする花々を思い起こし、俳句を中心に集めてみました。
中国唐時代、孫過庭が書いた「書譜」は、草書を学ぶために必須の手本として知られています。
同時に書論としても優れており、「書」という範疇を超えた味わい深いことばも少なくありません。
そこで今回は「書譜」の中から、色紙や作品に書きたい名句をご紹介しましょう。
孫過庭が書いた書も参考にしつつ、書作にお役立ていただければと思います。
今回参考にした書籍→孫過庭書「書譜」
書の古典の中に、美しいことばが散りばめられている作品があります。
その一つが、嵯峨天皇筆と伝えられる「李嶠詩(りきょうのし)」。
唐の詩人、李嶠(644〜712)の詠物五言律詩120首を書写したもので、李嶠の詩を記した最古の書です。
120首の中、21首が残っており、書は中国唐代の欧陽詢に似て力強く、変化に富んでいます。
今日はその中から、作品に書きたいことばをご紹介しましょう。
ロングセラー『名僧のことば・禅語1000』(伊藤文生編)から、5字から7字までのことばをご紹介します。
禅語が1000句掲載された書籍ページはこちら。
作品を書く時、お世話になった方へのお礼やお祝いに色紙をプレゼントするとき、「禅語」を紐解いてみてください。
書きたいことばがきっと見つかります。
なお、1字から4字までのことばは、「名僧のことば・禅語ー中国編」をご覧ください。