南谷はほぼ一年半のアメリカでの活動を終えて帰国しましたが、帰国後、作品は一変しました。さらにその数カ月後、鳥の子紙と出会い、時間性を内包する、ダイナミックな作風を樹立します。
1959年11月26日、南谷はサンフランシスコへ向けて旅立ちました。サンフランシスコでの個展は反響を呼び、同年12月にニューヨークへ。MoMA(ニューヨーク近代美術館)はじめ著名コレクターが作品を購入しました。