2009年4月15日

墨場必携:唱歌・童謡

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 ことりのうた  与田準一

 1.ことりは とっても うたがすき
   かあさんよぶのも うたでよぶ
   ぴぴぴぴぴ ちちちちち
   ぴちくりぴー

 2.ことりは とっても うたがすき
   とうさん よぶのも うたでよぶ
   ぴぴぴぴぴ ちちちちち
   ぴちくりぴー


 ひばりはうたい  東くめ

   ひばりは歌い 蝶々は踊る
   春の野山に 遊ぶはうれし
   ここにはよめな そこにはつくし
   たんぽぽすみれ 蓮華ばな
   花をば採[と]りて 草をば摘みて
   うちの母さんへ お土産にしましょう
             『幼稚園唱歌』(明治34年)

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 雲雀[ひばり]  作詞者未詳

 1.霞立つや 空の景色 おもしろ
   揚がる雲雀[ひばり] 揚がるさまは
   ヒラ ヒラ ヒラ ヒラ

 2.紫菫[すみれ]摘むや 野辺の景色 おもしろ
   揚がる雲雀 声落ちて
   チヨ チヨ チヨ チヨ
             『中学唱歌』(明治34年)

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 おぼろ月夜   高野辰之

 1 菜の花畠に入日[いりひ]薄れ
   見渡す山の端[は]霞深し
   春風そよ吹く空を見れば
   夕月[ゆふづき]かかりて匂[にほ]ひ淡し

 2 里わの灯影[ほかげ]も森の色も
   田中の小道を辿[たど]る人も
   蛙[かはづ]の鳴く音[ね]も鐘の音[おと]も
   さながら霞むるおぼろ月夜

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