隊長のおうちに集まって初夏の宴。

今回も、手の込んだすごいお料理が続きますよ。

タイトルは「主役ははるさめ」。

 

まずは

 

かんぱーい。

4人ですね。

遅くなるという電話が入ったので、先にかんぱいしちゃいました。

 

いきなり、美しい前菜です。

オクラと甘エビととろろのとろとろ和え。

具材をあわせて味付けしたのではありません。

それぞれ別の味をつけて、あわせたものです。(どーしてそんなことを考えつくんだか)

 

みょうがともずくの和え物。

さわやかなだけでなく食べやすいのがすごい。

 

な、な、なんだこれは?

ホタテのヌタです(ほんとか?)

緑色のは、ワケギではなくて小さめの夏ネギだそう。

まわりにならんでいる夏みかんの酸味とさくさくのはざわりがすばらしい。

 

な、な、な、な、なんだこれは?

コールスローの上に載っているのはポテトチップス。

横須賀のポテチパンからパンを抜いたやつだそうです。

不思議な美味しさで、止まらな〜〜〜い。

 

ここで

全員揃いました。かんぱーい。

ややっ。ぐい呑みまでかじっちゃった人がいるぞー。

見ないことにしよう。

 

蕪と、黒豚のバラ肉ごく薄切りとほうれん草のおつゆ、山椒のせなんですが、この作り方がはんぱじゃない。

蕪をとろとろと二時間も煮てあるのです。

野菜の繊維なぞどこ吹く風。

蕪の根源的な要素だけがみっしりとろりと集まり、地上のものとは思えない密度に変化しています。

(なんだかよくわからなくなった)

とにかく、丁寧に取られたお出しや豚肉のコクと一体になった美味しさは筆舌に尽くしがたい。

 

お酒がかわって「立山」です。

吟醸でも大吟醸でもない、ただの純米。

昔、コップでごくごくと飲んだ、あれです。

隊長はスキー宿でよく飲んだそう。

って、50年前か。。。。。。

 

さあ、いよいよ「主役ははるさめ」です。

酒蒸ししたさわらの上にネギが載っているわけですが。

 

ジューーーーーー。

得も言われぬ美しい音に、全員うっとりと聞き惚れたのでございます。

そして

 

下に隠れていたはるさめがすべての旨味を吸い、なんたる美味。

全員が黙々と山のようなはるさめを食したのでした。

主役をもっていかれたサワラちゃん、ごめんね。

 

ここで、今夜もついに赤ワイン。

かんぱーい。

 

肉じゃがですが、存在感のある牛肉に注目し、肉じゃが風ビーフシチューと名付けよう。

 

ルーローハンだと言われればルーローハンだけど、もうお腹いっぱいなので、ご飯はほんの少し。

おつまみ版ルーローハンと名付けよう。

 

強めの火でラードを炒めるとタンメンになるよ。

ほんとだ。すごく美味しい。

入っているのは野菜だけです(麺が入っていたら死んだ)。

 

締めはぶどう。

 

今宵も美味しすぎて幸せ過ぎる時間でした。

ご馳走さまっ。

 

それにしても、ごちそうはすべてグルテンフリー、しかも柔らかくて歯に優しい。

隊長はなぜ料理人にならなかったのか、疑問は今も消えない。