2023年10月15日は比田井南谷の24回めの命日です。

 

まずは7人で、かんぱーい。

実はこのぐい呑みを焼いたのは比田井天来の三男(南谷の弟)、比田井洵です。

洵はフルートの演奏家で、篆刻や陶芸に優れた才能を発揮しました。

今日は南谷の命日なので、隊長が用意してくれたというわけです。

 

今回はまず、いつもお料理を作ってくれる隊長をご紹介しましょう。

何の隊長かというと、居酒屋探検隊の隊長です。(弟でもありますが)

 

居酒屋探検隊は、ブログ「酔中夢書」が始まった年の2008年から始まりました。

行き先は隊長におまかせ。(ディープなお店も多い)

ひな祭りと中華街」では、「出発前に軽く」から始まり、石川町の「手打ちそば 汐汲坂まつむら」、中華街の「清風楼」「秀味園」「名前を出すなと言われたお店」「中華街酒場」「旬の道楽 たむろ」「カラオケ」「グレートウォール」を一晩でまわりました。

15年前とはいえ、驚異的な体力ですねえ。。。。。

 

ご存知の方も多いと思いますが、隊長は今、母、比田井小葩の作品を紹介する「隊長、詩(私)的に書を語る」を連載中です。(読んでね)

 

現在は居酒屋まわりはしないで、隊長が自宅で美味しいお料理をふるまってくれるのですが、さてさて、今回はどんなお料理だったでしょうか。

小麦粉を使っていない、ヘルシーなお料理ですよ。

 

下に敷いてあるのはドレッシングであえたベビーリーフ。

鯛のお刺し身は煎り酒とオリーブオイルで味付けされています。

すだちを絞っていただきます。

ベビーリーフのいろんな味がミックスされて楽しい。

シンプルなだけに、これから出てくるお料理がすごく楽しみになりますね!

 

わんちゃんを連れたいちこさん到着、二度目の乾杯。

何人なんだかよくわかりませんね。。。。。

 

南谷といえばはずせないのが、煮汁たっぷりのかぼちゃの煮物。

ジューシーなので、お年寄りでもいただきやすいやさしい味です。

姿が美しい。(私が作るとなぜか皮が分離する)

 

左から銀鱈の西京漬け、イタリアンパセリ。

右端はみかんとフエというスペインの熟成サラミ、イタリアンパセリとリコッタチーズをドレッシングであえたもの。

なんておしゃれ♡

 

パテドカンパーニュ、ガーリックマヨネーズ添え。

パテにはくるみ、ラムレーズン、グランベリー、オリーブが混ぜ込んであります。

 

ガーリックマヨネーズソースはディルとゆずが入っています。

このゆずがポイントです。ゆずだよ、ゆず。

 

な、なんだ、ドーム型のこれは?

切ってみると

 

白菜とひき肉の重ね蒸しです。

白菜とひき肉の旨味が一体となった味にうっとり夢心地。

 

はなやかな炒め物の登場です。

エビ、たけのこ、ブロッコリ、ネギ、きくらげが入っています。

とろりとした口当たりといろんな食感が楽しい。

三十年ほど前の桜の季節、元町公園のお花見で炒めものパフォーマンスをやってくれたときには、歓声が上がりました。

 

ワインです。かんぱーい。

お仕事を終えたとよはるさんが加わって、全員集合。

盛り上がりすぎて困っちゃう。

 

チリガンボ焼き。

ガンボってオクラのことだそう。

オクラの微妙な食感がチリ味にマッチしてます。

(隊長のお庭では、今年、オクラをたくさん収穫したらしい)

グルテンフリーなので小麦粉は使っていないのに、この美味しそうっぽさ。

美味しいんですってば。

 

サクサクの米粉パンといっしょにいただくと、さらに美味。

赤ワインが止まらない。

 

これ、何に見えますか?

カブのクリーム煮です。

クリーム煮といってもはんぱではありません。

たっぷりのコンソメでことことと2時間煮ます。

コンソメスープを捨てて(なんだと?)、生クリームを一本分入れて、塩コショウで味付け。

生クリームがとろとろになるまで強火で煮ます。

強火にしないと分離するのだそうですが、焦げ付かないように煮るの、たいへんです。

それがほんとのクリーム煮だそうですが、カブとは思えない食感に大変身。

 

さてさて、本日のメインはステーキです。

実は私、ステーキがいまいち上手に焼けないので、やり方を教えてほしいといっていたのです。

美味しそうですね!

どうやったか聞きました。

 

今回のお肉は厚さ3cmのA5サーロインなので、油をさっぱりさせるために低温調理をします。

最初にジップロックに入れて58度で4時間(!)湯煎。

赤身なら1時間でいいそうです。

その後、バターで焼きますが、殺菌のため、側面もちゃんと焼いて、新しいジップロックに入れて58度で10分湯煎。

そして、アルミホイルで包み、焼いた時間だけ休ませます。

 

美しくサシが入った桜色のお肉。

絶妙の弾力がありながら、サクッと噛むと溶けます。

それだけではありません。

 

バルサミコといちじくのソースでいただくのです!

それはもう、夢の味わい。

 

そしてそして、ステーキのつけあわせは、エスカルゴバターの贅沢ポテト。

それはまるで王宮の晩餐。

 

デザートは米粉のシフォンケーキ。

「夕べ作ってみたらうまくいったから出してみた」そう。

たっぷり用意された生クリームはお好きなだけどうぞ。

 

食欲の秋ですねっ。(それか?)