11月18日、長野県佐久市で「第12回 比田井天来・小琴顕彰 佐久全国臨書展」が始まりました。

そして授賞式のあと、佐久ホテルに移動して三年前に企画し、コロナでのびのびになっていた「美術評論家 田宮文平先生を偲ぶ会」が開催されました。

 

まずは、展覧会のレポートから。

 

「第12回 比田井天来・小琴顕彰 佐久全国臨書展」は、佐久市立近代美術館で12月10日(日曜日)まで開催されています。

 

一般部漢字の作品が展示されています。

サイズは半切と聯落のみですが、金文から漢碑、木簡、造像記、王羲之、初唐、顔真卿と実に多彩です。

「先生の手本ではなく、古典名品すべてを直接学べ」と指導した比田井天来の思想が生きています。

 

特選になった聯落作品。

 

映えある天来賞受賞作品です。

充実した紙面です。

 

高校生の作品はすばらしい迫力です。

研鑽を積み、真剣に書いていることがよくわかります。

 

小学生・中学生は出品料が無料です。

展示替えをしますが、最終的にすべての作品が展示されます。

自分の作品がみつかったのかな?

家族で近代美術館を訪れるのは、すばらしい経験になると思います。

 

小中学生の天来賞。

きちんと表具してくれますから、いい記念になりますね。

原本を見た感激がすなおにあらわれている作品があると、嬉しくなります。

 

授賞式の前に、会場で審査員によるギャラリートークが開催されました。

写真は、かな部審査員の高木厚人先生です。

具体的な審査講評を聞けるので、特別賞受賞者の方、来年はぜひご参加ください。

 

天来賞を受賞した小学生、中学生のみなさん。

 

高校生と一般部のみなさんです。

表彰状を渡すのは佐久市長、柳田清二さん。

 

このあと、1428年・室町時代創業の老舗旅館、佐久ホテルに移動して、「美術評論家・田宮文平先生を偲ぶ会」が開催されました。

詳細は次のブログで。

 

 

 

 

 

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