渥美國泰を偲ぶ会
5月3日、4日、5日と、三鷹にある「武蔵野芸術劇場小ホール」で「渥美國泰先生を偲ぶ会」が開催されています。
渥美國泰先生は俳優として活躍なさった後、江戸時代の書画蒐集に力を注がれました。亀田鵬斎をはじめとする江戸書画のコレクションは千点を超えています。質量ともに個人レベルとは信じられないすばらしさです。
渥美先生がコレクションを始めるきっかけとなったのは、
亀田鵬斎の「酔芸」です。いい作品ですね。
渥美先生はお店のショーケースでこの作品を見て、立ち去りがたく、行き過ぎては戻り、行き過ぎては戻りを繰り返し、お店に入ってご主人と話をし、お店を後にしたものの、また引き返して購入したそうです。その当時は亀田鵬斎とは誰か、ご存知なかったそうですから、すばらしい鑑識眼ですね。
2か月に1回、「芸林逍遙木曜会」という会を催され、古美術商の方々が自慢の品を持ち寄った勉強会があり、しばらくの間、私も参加させてもらっていました。江戸時代の書は良寛と菘翁くらいしか知らなかったのですが、書画を拝見し、お話を聞いているうちに、この時代は知られていないだけで、ほんとうはすばらしい作品と文化があったことを知りました。
西洋においても、中世の美術が注目されるようになったのは戦後のことです。
私たちも、知られていない江戸時代の文化に光を当てていかなくてはいけないと思います。
当日司会をなさったのは猪鼻さん(ブログ真ん中へんの写真の右端の方です)。名司会でしたが、私を突然指名するのはやめてね。