古都の梅
2021年3月8日
3月2日、筒井茂徳先生からいただいたメールに、こうありました。
明日は野暮用で京都に行きます。一泊二日。
空いてゐる時間に二條城、京都府立植物園、御苑を歩く豫定で花の寫眞を撮つてきます。
私が見た中では御苑の白梅が最も美しく、色白美人との再會が樂しみです。
お気づきのように、筒井先生のメールは旧活字で歴史的仮名遣いなんです。。。。。
パソコンの辞書はどうなっているんだろう。
それはそれとして、色白美人って、楽しみ。。。。。。。。。。
翌々日、美しい梅の写真が、サイトにたくさんアップされていました。
(梅だけじゃありません)

まずは、京都御苑の梅林です。
誇り高い京都! ですね。

こちらは二条城の梅林です。

可憐な紅梅にズームイン。
花びらに光が透けて見えます。

こんなユーモラスなカットも。

前にもご紹介した「思いのまま」という紅白の梅もありました。
華やかです。

こちらは白梅。
まるで、春の雪が舞っているよう。
雪といえば
斜陽一照来 始餘不消雪
陽が斜めにさしてきて梅の雪を溶かすと、
ようやく消えない雪(梅の白い花)が残った。
南宮大湫 五言絶句「雪中梅」
奥様の筒井ゆみ子先生編『みやが選ぶ小さな詩(うた)集』より
で、問題の御苑の「色白美人」はいずこに?

おお、大きな樹が、青空に向かって健やかに枝を伸ばしています。
調和のとれた美しい姿。

今年もお目にかかれましたね。そう語りかけているようです。
甘やかな色香をまとうかわいらしい京美人。
なるほど!

二条城の枝垂桜(しだれざくら)です。
樹って、絶妙のバランスで枝を張って(垂らして)いると、いつも思います。

どうしてこんなに集まって咲くのかな。
というか、ここを選んでズームするなんて、楽しい♡

楚々とした白侘助(しろわびすけ)。

こちらはかわいらしい雛侘助(ひなわびすけ)。

「窓の月」という名前の椿だそう。

土佐水木(とさみずき)。
一つのつぼみが割れて5〜7つの花が咲くそうです。

早咲きの桜の名は「阿亀(おかめ)桜」。

彬姫桜(あきひめざくら)はまだつぼみです。

蜜を吸う目白。

ああ、落ちる。。。