2008年9月24日

第二回天来祭り その2

今日は筆塚と筆供養の話題です。
石碑手彫りの技術は、現代日本ではすたれてしまいました。研究者で手彫りをなさる方や、絵画のレリーフを彫る方はいらっしゃるようですが、手彫りの墓石を作りたいと思っても、作ることができません。
手彫り技術を復興させようと始まったのが「いしぶみの里プロジェクト」です。中国から碑刻家、王建虎氏を招聘して、日本の職人さんが技術を学びました。
その最初の成果が今回の筆塚です。
001筆塚01.jpg文字を書いたのは、我らが探検隊顧問、高橋蒼石先生。そして彫ったのは、信州鉄平石の職人さんです。職人さんの名前を教えてくれません。昔の名工、広群鶴や井亀泉は工房の名前でしたが、信州鉄平石でもそう考えているみたいです。たくさんの職人さんが育つといいですね。

9月20日午後4時、天来自然公園の入り口に建てられた筆塚に、魂を入れる儀式が行われました。
1 供養.jpgご住職をお呼びして、厳かな雰囲気です。除幕は、字を書いた高橋蒼石先生、石碑を建立した清水清さんのお孫さん、望月高校の生徒さん、そして私。炉を壊さないように真下に引いてください。はーい。

炉に点火して、ここで筆を燃やします。筆に使われた動物を供養するんですって。
02 炎1.jpg火がつきました。火が消えないうちに、筆を入れます。7〜80本ありました。
03炎2.jpgどんどん燃えます。ちょっと火が大きくない?
04炎3.jpgワオー。めらめら燃えてます。大迫力。

次回はもっと碑から離そう・・・・・。

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