第5回席上揮毫と第10回天来祭り

2016年11月29日

表彰式の後、お待ちかねの席上揮毫♡ 見学するのが受賞者とつきそいの方々だけではもったいないと思いますが、まあ、それはそれで(なんなんだか)。

まずは市長さん。第一回展のときは甲骨文、第四回展では孟法師碑、二回と三回は写真がないのですが(私は司会をするので、ほかの人が撮ってくれないと写真がない・泣)、たしか石鼓文と論経書詩だったと思います。かなり高度なリクエストにきちんと応えてくださり、今回はいよいよ行草書に挑戦です。唐太宗の晋祠銘です。

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いよいよ書き始め。そばでは師匠の高橋蒼石先生が心配そうに見守っています。

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おお、なんてのびのびとした、素直で深い線でしょう! 蒼石先生も会心の笑み。

下谷洋子

次は仮名です。下谷洋子先生が香紙切を2×8サイズの紙二枚にお書になります。華麗な世界が生まれます。

高橋蒼石

次は高橋蒼石先生。市長に負けてはいられません。九成宮醴泉銘です。

石原太流

石原太流先生は伊都内親王願文。先生がよくお書きになる少字数書の題材にぴったりなんだそうです。ダイナミックな運筆です。

船本芳雲

次は船本芳雲先生。開通褒斜道刻石です。型にとらわれない素朴で奔放な作品が生まれます。

石飛博光

最後は石飛博光先生。顔真卿争坐位帖の臨書です。リズムにのって、生き生きした世界が生まれます。マイクを手に、リアルタイムの感想なども織り交ぜて、楽しい雰囲気が生まれています。パフォーマンスの天才!

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右と三番目が高橋蒼石先生の喪乱帖と九成宮醴泉銘、真ん中が柳田市長さんの晋祠銘(師匠の愛情に包まれている)、続いて下谷洋子先生の香紙切、石原太龍先生の伊都内親王願文。

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あーっ、石原先生の二枚目の作品が半分切れてしまった(ごめんなさい)。続いて船本芳雲先生の開通褒斜道刻石と集王聖教序、そして石飛博光先生の石門頌と争坐位帖。すばらしい作品が並びました。

夜は祝賀会と二次会でお酒を飲んで盛り上がり

石飛博光

翌日は天来祭り。天来記念館です。石飛先生の作品解説は感にして要を得ていて、みんなの心をつかみます。

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左は上田桑鳩先生、真ん中は手島右卿先生、右が比田井南谷。右の作品は駒の里ふれあいセンターの吹き抜けにかかっていて、直接日光が当たっていたので、おろしてもらいました。南谷の代表作の一つで、この時に書いたもう一点は東京都現代美術館にあります。

石飛博光

会場を片倉公民館に移して、石飛先生の講義が始まります。

石飛博光

講義といっても、作品をたくさん書いてくださいました。みんな、嬉しい。「博愛」と書いてあります。

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その後は、地元でとれたお魚や野菜を使った素朴で美味しいお料理をいただきながら、参加者や地元の方々とお酒を酌み交わしました。交流を深めるってやつですわ。

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その後は、参加者のみなさんは天来自然公園や、天来が書いた石碑、現代書家が書いた街の看板などを見学。私たちは比田井天来生家へ行き、お墓参りなどをしたのでありました。

楽しかったですよぉ。みなさんもぜひ来年は参加してくださいねっ。

 

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書道