11月23日、臨書展の表彰式が行われました。
テープカットは左から実行委員長の吉川徹さん、副審査委員長の石飛博光先生、佐久市議会議長の小林貴幸さん、佐久市長の柳田清二さん、教育長の楜澤晴樹さん、比田井家(本家)を代表して比田井恭子さん、佐久書道連盟会長の加藤春暉先生です。
そして授賞式。右側は柳田市長さんや審査員の先生方、左は来賓のみなさん。
天来賞を受賞した小学生と中学生。この展覧会をはじめる時、小学生に臨書は無理なのではないか、という議論がありました。でもそんなことはありませんでした。天来だって、自分は子供の頃から古碑帖で習っていた、と言ってますもんね。
一般部と高校生の天来賞です。おめでとうございます。
小学校一年生から六年生までの天来賞受賞作。りっぱな臨書です。ほかにも傑作がたくさんありました。審査中に、おお、顔真卿の味を出してる! なんて賞賛の声があがりました。子供の目は鋭い!
こちらは一般部。右から三点が天来賞です。顔真卿裴将軍詩、石鼓文、そして天発神讖碑。個性的な古典に挑戦して、見事栄誉を勝ち取りました。やりましたね!
左が小琴賞の針切です。右は審査員の個人賞、下谷洋子賞です。比田井天来の大日本書道院展の第一回は、天来の単独審査でした。審査は本来多数決ではなく、審査員一人ひとりが責任をもって決めるべきもの。そういう考え方から、この臨書展では当番審査員全員が個人賞を出します。
この臨書展、毎年応募数が伸びています。今年は全部で3631点。できるだけたくさん展示したいのですが、場所の制限もあり、一般部と高校部は半分弱、小中学生は全作品が展示されます。(途中展示替えあり)
1Fでは、有岡先生ご所蔵の、中国清代名家の臨書作品が展示されています。展示内容はこちら。
授賞式のあと、佐久市長と審査員による臨書揮毫会が行われました。マイクをもっていらっしゃるのは下谷洋子先生。詳細は次回のブログで紹介する予定です。
なぜ下谷先生かって? 実は、12月3日(土)午後2時から、下谷洋子先生によるギャラリートークがあるのです。今回の審査について、また、かな臨書作品を作るときのコツなどもお話くださる予定です。会場は佐久市立近代美術館で、3Fの天来賞・小琴賞から始まり、順にご説明いただくことになると思います。どなたでも無料で聴くことができますので、ふるってご参加ください。