書宗院展60回を記念して、石飛博光先生と二人で講演します。
テーマ 桑原翠邦の臨書
日時 2016年8月19日(金) 午後3時半から4時15分
会場 東京都美術館講堂
テーマは臨書。スライドを使って作品を紹介しつつ、石飛先生とおしゃべりします。比田井天来は古典の全臨集「学書筌蹄」を発表して、臨書を基礎とする書の学び方を提唱ました。その門下はさらにこれを発展させ、臨書による作品を発表しています。今回は金子鴎亭先生の臨書と桑原翠邦先生の臨書をご紹介しながら、石飛先生と楽しいおしゃべりをしたいと思います。
桑原翠邦先生の臨書は、全部で7点ほど画像を用意しました。上は右から24歳、54歳、65歳の時のもの。翠邦先生の運筆は、特にお若い頃はものすごく速いスピードだったそうです。「臨書は模倣ではない。解釈である。」とおっしゃったそうですが、原本の味わいと翠邦先生の個性が一体となり、力強い世界があらわれています。
どなたでも聞くことができます。無料です。お時間のある方はご参加ください。