比田井南谷展

2016年6月22日

京橋の加島美術で開催されている「比田井南谷展」は、お陰様で好評をいただいています。(7月2日まで)

この展覧会の特徴は、それぞれの時代から代表的な作品を選んでいること。まずは

展覧会3

南谷は敗戦後、天来の「行き詰まったら古に還れ」ということばを思い出して「電のヴァリエーション」を書いたと語っていますが、これはそれと同じ時期に書かれた作品です。文字の根源に遡ることによって、現代には失われてしまった古代のエネルギーを求めたのでしょうか。こんなふうにお茶室の茶掛としても馴染んでます。これが書かれた直後に展示された可能性はありますが、ほぼ本邦初公開と言っていいと思います。

展覧会2

右は阿嬌というバーが持っていたもの。展覧会に出るのは初めてです。壁はコンクリート打ちっぱなしってやつです。

展覧会5

左は拓本に直接書いちゃったもの。いろんな表現に挑戦しています。

展覧会4

二階のスペースです。左の作品、私たちは2.15と呼んでいます。どうしてだかわかるかな?

展覧会1

入り口付近はこんな感じ。加島美術は、それぞれ個性的な空間の中で、作品が輝いています。

ほかにも

59-22ss

古墨を使った作品。

64-3s

比田井南谷といえばこういう作品ですよね。

展示は7月2日まで。ぜひお立ち寄り下さい。

 

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書道