2010年7月19日

臨書は必要?

天来臨孟法師s.jpg
書を学ぶために、昔は先生からもらったお手本を勉強しました。今は、3500年にわたる書の古典名品をすべからく学びます。これを「臨書」といいます。
さて、臨書については何回も書きましたが、今日はピアノの練習と比べてみましょう。

ピアノを練習する場合、たとえば、ジャズだけ弾ければいいというのなら、名ピアニストのまねでもいいかもしれません。そのピアニストの「癖」を、自分の「癖」にしてしまうんです。お習字で先生のお手本を習うのと同じです。
でも、普通はいろんな曲を練習しますね。多彩な曲を練習すれば、理解力や技術の幅が広がり、より深い演奏ができます。

書道も同じです。3500年にわたる書の古典名品をたくさん習えば習うほど、技術の幅が広がり、より深い表現力を身につけることができるのです。

今日、8時50分から、ライブがあります。テーマは楷書の基本「孟法師碑」と「九成宮醴泉銘」。

s天来臨孟法師.jpg
s天来臨九成宮.jpg
上は「孟法師碑」、下は「九成宮醴泉銘」。両方とも、右側が原本、左が比田井天来の臨書です。
すっきりした、厚みのある線です。
さあ、これはどんな筆遣いで書かれたのか知りたくないですか?
比田井天来の息子、比田井南谷から直接指導を受けた高橋蒼石先生が実演してくださいますよ。必見!!!

今夜8時50分から、天来書院ホームページのトップページで見ることができます。書籍などのプレゼントもあります。
見てね(私も出演します)。

8時50分以降、ここをクリック。

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