北川博邦先生の個展
東京銀座の鳩居堂で、北川博邦先生の個展が開催されました。
昨日で終わってしまいましたが、ご紹介しましょう。
昨日で終わってしまいましたが、ご紹介しましょう。
まず、タイトルから。
なんと、公然猥褻物ならぬ猥拙物陳列。ぎょっとしちゃいますね。
ホウ古展のホウは「抱く」という意味だそうです。銀座は歩行者天国で「ほこ天」。これにひっかけたらしい。
さあ、しょっぱなから期待できる展覧会です。
論語に「徳は孤ならず。必ず隣あり。」徳をもつ人は孤独ではない。必ず人が集まってくる。という意味ですが、これをもじって
「徳利は孤ならず。必ず隣あり」徳利は一本ではいけない。二本並べよう。絵まであります。
口ではいろいろなことを言うけれど、手は従わない。つまり、何もしない。反省っていうか、居直りっていうか。
これは印のなぞなぞです。「印謎」って言うそうです。
「雄」という字が朱文(文字が赤い)です。雄はつまり牡で、朱は丹。だから牡丹のことなんですって。
こんな風に、機知に富んだ書の世界が繰り広げられていました。
今の書道界では「造形」だの「線」だのってさわいでいますが、かつての日本では、こういうしゃれた遊びが流行っていたんです。今はなくなってしまいましたが、またよみがえらせたいものですね。
そして一行は、パーティー会場へと繰り出したのでありました。
真ん中で仙人の杖を持っているのが北川先生です。目立ち過ぎ!!!
今の書道界では「造形」だの「線」だのってさわいでいますが、かつての日本では、こういうしゃれた遊びが流行っていたんです。今はなくなってしまいましたが、またよみがえらせたいものですね。
そして一行は、パーティー会場へと繰り出したのでありました。
真ん中で仙人の杖を持っているのが北川先生です。目立ち過ぎ!!!
三巨頭その1。うーん、そうも言えるけど。
三巨頭その2。おお、それはすごい発想ですなあ。
司会をした格さんいわく、「もう二度とこんなことはさせません」。
なかなか作品を書いてくれなくて、二回も合宿をしたのに書いてくれなくて、ようやく間に合ったらしい。
でも、今の書道界の過ちを正すご老公、ぜひぜひもう一回やってください。次回は社会風刺も込めて!
なかなか作品を書いてくれなくて、二回も合宿をしたのに書いてくれなくて、ようやく間に合ったらしい。
でも、今の書道界の過ちを正すご老公、ぜひぜひもう一回やってください。次回は社会風刺も込めて!