2010年4月19日

関東大震災で天来が疎開したおうち 発見

上田城s.jpg
一昨日、17日土曜日は上田に行きました。
なーんと、桜が満開でした。



h01 桜.jpg遠くに山を望み、道沿いに桜、左に行くと上田城です。関東大震災で家が倒壊した天来と小琴がお世話になったおうちは、上田城の真正面のお屋敷でした。上田城のご家老で武術指南役の河合邸です。

h03 門.jpgすごい門が残されています。

h05 部屋.jpgここが天来が滞在したお部屋です。つるしびなの展示があったので、とてもにぎやかです。
右上になんかある。

h河合家扁額.jpg天来の扁額です。「難攻不落の処」、大正13年です。なかなか格調が高い!

h06 集合写真.jpg
左から三人目が現在のご当主です。そして、天来作品調査団のみなさん。
実は今年の秋、10月2日から12月5日まで、佐久市立近代美術館全館を使って「現代書道の父・比田井天来展」が予定されているのです。かなり広い展示室が4室! 三百点規模の展示です。
で、この際、地元に所蔵されている作品を調査しようということになりました。すると、すばらしい作品があるわ、あるわ。で、NPO法人未来工房もちづきのみなさんが、調査を買って出てくださったのです。
詳細は時々刻々とお伝えするつもりです。

h10 お弁当.jpgご当主のお母様が、お花見弁当を注文してくださいました。揚げ物はまだあったかい♪
このお宅には、天来だけではなくいろんな方が逗留したそうです。久米正雄が書いた小説に、このお宅のことが出てくるのだそうです。

h07 十字架.jpgこれは十字架です。なんと、内村鑑三とも縁が深かったのですって。びっくりです。
河合家ではいろんなお話しで盛り上がりましたが、あんまりゆっくりしてもいられません。だって、真ん前には上田城。

上田城.jpg一番美しい季節に来たみたいです。そして、北のやぐらへ直行。

h013 上田城の扁額.jpgここにもあるんです、天来の扁額が。しかも河合家のものととってもよく似ています。同じ時期に書いたんでしょうね。

h14 桜.jpg春爛漫の信州を満喫し、暖かい人柄に触れることができた、幸せな一日でした。

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